事象の報告: 役割が誤ってアップグレードされた事象について

2023年2月24日、組織の閲覧者のアップグレードに関連する不具合が判明しました。この事象は一部のビジネスプランのお客様に影響するものでした。また本事象は即日修正されました。

詳細

組織の全員にFigmaデザインとFigJamの役割があります。FigmaデザインまたはFigJamファイル内でのアクティビティの種類や請求のステータスは、この役割によって管理されます。編集者は組織への請求の対象ですが、閲覧者は対象ではありません。

ドラフトにファイルを作成して編集する場合に、ファイルを誰とも共有していないにもかかわらず、本事象が原因で一部の閲覧者が編集者に誤ってアップグレードされていました。

限定閲覧者ユーザーにはこの事象の影響はありませんでした。限定閲覧者ユーザーのアップグレードを行えるのは管理者だけのため、ユーザー自身が実行したアクションによってアップグレードされることはありません。

トゥルーアップが終了している組織のアカウントに対して、誤ってアップグレードされたすべての編集者のシートの値が返金されました。この返金が組織の次回のトゥルーアップまたは契約更新時に適用されることになります。

誤ってアップグレードされた編集者の役割はすべてリセットされ、閲覧者に戻されました。閲覧者の役割があれば、中断することなくFigmaでの作業を継続できます。必要に応じて、編集者に再度アップグレードすることもできます。誤ってアップグレードされた編集者の役割はすべてリセットされています。

影響のあった組織の請求管理者には、2023年3月24日にメールで連絡済みです。

また、管理者設定の「請求」タブの上部に、通知とクレジット額が記載されたメッセージが表示されます。クレジットは、組織の次回の請求に自動的に適用されます。

Organization billing page with banner

現在、未払いの請求書がある組織には通知が表示されませんが、未払い請求書にクレジットが適用されることが確認できます。

閲覧者の役割があれば、中断することなく作業を継続できます。管理者はメンバーとゲストの役割をいつでも編集者にアップグレードできます。ユーザーは、次のアクションのいずれかを実行して、自分自身の役割を編集者にアップグレードすることもできます。

管理者は、編集者への請求に先立って新しい編集者を確認し、限定閲覧者にダウングレードして、将来的に自分でアップグレードできないようにすることができます。

この種の問題の再発を確実に防止するために、新たなプロセスを構築しました。この事象の判明および修正以降、プロジェクト内で使用できるすべてのアップグレード経路の監査を行いました。

また、将来の問題発生を防止するために、問題の影響を受けた領域の監視、統合テストの実行、マニュアルQAの対象範囲を拡張しました。