役割の割り当てまたは更新の方法
この機能を使用できるユーザー
ビジネスプランとエンタープライズプランでサポートされます。
Figmaには、FigmaデザインとFigJamという2つの製品またはファイルのタイプがあります。組織内の全員が、両方の製品に対する役割を持っています。
個人の役割によって請求のステータス、つまり請求に含まれるかどうかが決まります。また、デザインファイルやFigJamファイルで実行できるアクティビティーも制御されます。
閲覧者、限定閲覧者、編集者という3つの役割があります。組織でユーザーの役割を設定または更新する方法はいくつかあります。
初期の役割
移行時の権限
ビジネスプランまたはエンタープライズプランにアップグレードしたときに、既存の権限に基づいて役割が割り当てられます。
- チームまたはファイルに対して
編集可
の権限を持つすべてのユーザーは、編集者の役割を持ちます。 - チームまたはファイルに対して
閲覧のみ
の権限を持つすべてのユーザーは、 閲覧者の役割を持ちます。
組織への追加
ドメインキャプチャーまたは手動による招待を使用してユーザーを組織に追加すると、最初に閲覧者の役割がそれらのユーザーに付与されます。組織またはワークスペースの管理者は、ユーザーが参加した後で役割を変更できます。
メモ: FigmaデザインまたはFigJamに対しては閲覧者の役割のみを持っているユーザーでも、チームの編集権限を持つことができます。
ユーザーがファイルに対して編集アクションを実行した場合にのみ、組織の請求にそのユーザーが追加されます。アップグレードアクションのリストには[ファイルを編集]ボタンが追加されます。↓
エンタープライズ専用の機能
エンタープライズプランでは、デザインとFigJamの役割を割り当てるためのいくつかの追加の方法があります。
- 新しいメンバーおよびゲストのデフォルトの役割を設定します。これにより、ユーザーが最初に参加したときに取得する各製品に対するアクセスレベルを制御できます。
- SAML SSOを使用する場合は、SCIMを使用して、メンバーの役割をプロビジョニングして割り当てることができます。これにより、メンバーが組織に参加する前に、役割を割り当てることができます。
メモ: SCIMを使用してメンバーの役割を設定する場合、SCIMでプロビジョニングした役割がデフォルトの役割よりも優先されます。SAMLと基本的なSCIMを有効にしても、SCIMを使用して役割を設定しなければ、デフォルトの役割設定が使用されます。
[メンバー]タブの役割の横にあるで、SCIMによって設定された役割を持つメンバーを識別できます。
管理者のアップグレード
管理者は、メンバーおよびゲストのFigmaデザインとFigJamの役割を管理できます。
- ビジネスプラン: 組織管理者だけがユーザーの役割を変更できます。チーム管理者は、チームレベルの権限のみを管理できます。
- エンタープライズプラン: 組織管理者は組織内のユーザーの役割を管理できます。ワークスペース管理者は、ワークスペース内のユーザーの役割を変更できます。
注: チームの権限を使用して、アクセスできるチームメンバーを制御できます。チーム管理者のみが、ユーザーのチームレベルの権限を変更できます。
ユーザーが開始したアップグレード
メンバーとゲストは、アップグレードアクションを実行することでアップグレードプロセスを開始できます。
閲覧者の役割を持つユーザーは、これらのいずれかのアップグレードアクションを実行することで、自分自身を有料の編集者の役割にアップグレードできます。
限定閲覧者の役割を持つユーザーがアップグレードアクションを実行しようとすると、アップグレードをリクエストするように求められます。組織管理者またはワークスペース管理者のみがアップグレードリクエストを承認できます。
- ドラフトからファイルを共有する
- チーム内でファイルを作成する
- 組織ファイルへのリンクを開き、編集アクションを実行する
- 編集者としてのチームへの参加をリクエストする(チーム管理者がリクエストを受け入れた場合のみ)
- 既存の編集者がないチームに参加する
ドラフトからのファイルの共有
閲覧者は、組織のドラフトからのファイルを組織内の他のユーザーと共有することで、有料の編集者の役割にアップグレードできます。これは、ファイルの共有モーダルからの招待や、ファイルへの編集リンクの共有にも適用されます。
ファイルの新規作成
閲覧者は、組織のチーム内で ファイルを作成すると有料の編集者にアップグレードされます。 ドラフトで作成したファイルにはこれが適用されませんが、組織内の他のユーザーとファイルを共有すれば適用されます。
- FigJamファイルを新規作成: FigJamで有料の編集者の役割にアップグレードされます。
- デザインファイルを新規作成: Figmaデザインで有料の編集者の役割にアップグレードされます。
FigmaデザインまたはFigJamファイルの編集
Figmaのすべてのファイルとプロトタイプに一意のURLがあります。組織では、ユーザーがこのリンクをコピーして、組織内の他のユーザーと簡単にデザインやプロトタイプを共有できます。
ユーザーはいくつかの要素(ユーザーの役割、チームの権限、ファイルのリンクの共有権限など)に基づいて、組織ファイルを操作できます。
ファイルのリンク共有設定が編集可
に設定されている場合、ユーザーが最初にファイルを開くと[ファイルを編集]または[編集を依頼]ボタンが表示されます。
ユーザーの役割とファイルのリンク共有の設定は、ユーザーに表示されるボタンと、ボタンの操作時に実行される処理に影響します。閲覧者の場合は、ユーザーの役割やアクセス権が更新されます。限定閲覧者の役割を持つユーザーの場合は、リクエストが送信されます。
チームへの参加
閲覧者は、組織内の限定チームへの参加をリクエストできます。このプロセスの一部として、閲覧のみ
または 編集可
のアクセス権をリクエストできます。
編集権限で参加するためのリクエストをチーム管理者が許可したユーザーは、組織内の有料編集者の役割にアップグレードされます。
閲覧者が組織内の既存のチームに参加し、そのチームに編集者または管理者がいない場合、そのチームのオーナーシップを申請することで編集アクセス権を取得できます。