はじめに
この機能を使用できるユーザー
組織管理者とワークスペース管理者のみが[管理者設定]にアクセスできます。
管理者は、組織の中で特別な管理者権限を持つメンバーです。組織の管理者には、組織管理者とワークスペース管理者の2つのタイプがあります。
組織管理者は組織のすべての要素を管理します。たとえばメンバーとリソース、請求、その他の組織全体の設定などです。組織管理者は、[管理者設定]のすべてのタブにアクセスできます。
ワークスペース管理者(エンタープライズプランのみ)は、自分の特定のワークスペースを管理します。ワークスペース管理者は、ワークスペースメンバーの役割を管理し、デフォルトチームを設定して割り当て、トゥルーアップの請求を支援できます。管理者は、メンバーとチームにのみアクセスできます。
管理者設定にアクセスする
いずれの管理者も、[管理者設定]で自分の組織やワークスペースを表示して管理できます。
- ファイルブラウザでFigmaを開きます。
- サイドバーで[管理者設定]を選択します。
組織管理者は、すべてのタブと設定にアクセスできます。ワークスペース管理者は、自分の固有のタスクに関連するタブにのみアクセスできます。
ダッシュボード
ダッシュボードでは、組織管理者が次のような組織の概要を表示できます。
- 組織名とロゴ
- 組織のチームの総数
- 組織のメンバーの総数(管理者とゲストを含む)
- 次回の請求書とトゥルーアップを含む請求書の概要。のアラートでは、請求書の期限を確認できます。
- 組織に新しいメンバーの概要

組織の画像を変更するには: が表示されるまで、現在の画像の上にマウスカーソルを合わせたままにします。コンピューターの他の画像をクリックして選択します。
ワークスペース
このページはエンタープライズプランでのみ利用できます。ここでは、組織管理者がワークスペースを作成して編集し、ワークスペース管理者を割り当てることができます。
ワークスペースは、組織内のチーム、ユーザー、リソースのグループです。ユーザーがメンバーになれるのは1つのワークスペースのみですが、他のワークスペースのチームとリソースもブラウズできます。
組織管理者は、次の操作を実行できます。
チーム
組織では、必要な数だけチームを作成できます。チーム管理者は、組織のメンバーがチームを検索して参加できる方法を決定できます。
組織管理者は、次の操作を実行できます。
- 組織内のオープン、クローズ、シークレットのチームのリストを表示します。組織管理者が、すべてのチームに対して管理者アクセス権があるとは限りません。チームを管理するには、チームの管理者である必要があります。
- オーナーがすでにいなくなっている組織内の任意のチームのオーナーシップを要求します。これで、管理者は新しいオーナーの割り当てや、ファイルとプロジェクトの再配布を実行できます。
- 特定のワークスペースへのチームの追加や、ワークスペースのデフォルトチームの割り当てを行います。
組織のチームを管理する →
ワークスペース管理者は、次の操作を実行できます。
- 管理者になっているワークスペースのチームを表示します。
- 要求されていないチームを、自分が管理者になっているワークスペースに割り当てます。
メンバー
[メンバー]タブでは、組織のユーザー全員を表示できます。これはメンバーとゲストの両方に適用されます。
ゲストのアクティビティーを表示してアクセスを管理し、四半期のトゥルーアップに向けて編集者を見直して確認し、一括でユーザーを管理します。
組織管理者は組織の全員を表示できます。ワークスペース管理者は、管理者になっているワークスペースのユーザー、または現在ワークスペースに未割り当てのユーザーだけを表示できます。
エンタープライズプランでは、組織がゲストアクセスの制限または中止を選択できます。組織管理者が実行できるゲストの管理は、次のとおりです。
アクティビティー
組織管理者はアクティビティーログで、組織のファイルとリソースを使用および編集しているメンバーとゲストの人数を確認できます。組織管理者がアクティビティーログで実行できる操作は次のとおりです。
- 組織のファイルに対し、アクセス、コピー、共有を行っているユーザーを表示します。
- 編集アクセス権を付与して組織の請求に含めるユーザーを決定します。
- チームに対して作成、参加、脱退、削除の操作を行うメンバーを追跡します。
- チーム、ファイル、プロジェクト権限に対する変更を追跡します。
- 他の管理者による組織の変更を監視します。
- 組織のリソースの誤用を識別して予防します。
管理者は、日付、メンバー、イベントタイプ、チーム別にすべてのアクティビティーの記録をエクスポートできます。追跡対象イベントとアクティビティーログ →
請求
ビジネスプランまたはエンタープライズプランについては、年間サブスクリプションで組織に請求されます。また、新しい編集者のシートを計上するために四半期のトゥルーアップが実行されます。
組織管理者は、[請求]タブから次の操作を実行できます。
- 過去と次回の請求書を表示します。
- 組織の請求連絡先を調整します。
- 組織の新しい編集者を表示して、四半期のトゥルーアップを管理します。
ビジネスプランの請求 →
リソース
組織では、組織内のリソースを共有できます。組織管理者は、[リソース]ページからリソースを表示して管理できます。
[ライブラリ]、[フォント]、[プラグイン]を選択して、リソースを表示して管理します。
ライブラリ
組織では、特定のチームまたは組織にライブラリを公開できます。これにより、メンバーはファイル内のライブラリにアクセスできます。またチーム管理者は、ライブラリをチームで利用可能にできます。組織内でライブラリを共有する →
組織管理者は、組織のすべてのチームでライブラリを使用可能にできます。これで、すべてのチームと組織のファイルのライブラリが有効になります。デフォルトの組織のライブラリを管理する →
メンバーはデザインシステムアナリティクスにより、組織のコンポーネントの使用状況を追跡できます。ライブラリ分析の詳細はこちら →
メモ: ゲストは招待されたライブラリにのみアクセスできます。元のファイルにゲストを招待し、組織ファイル全体で、ファイルのスタイルとコンポーネントへのアクセス権を付与します。
フォント
Figmaでは、Google Webフォントの豊富なカタログにアクセスできます。またデスクトップアプリやFigmaフォントヘルパーを使用して、ローカルフォントとFigmaのデフォルトフォントにアクセスできます。
Figmaの組織では、カスタムフォントをアップロードして、特定のチーム内や組織全体で共有できます。これで個々のユーザー向けにフォントを共有、インストール、更新する必要がなくなり、ChromebookやLinuxのユーザーがカスタムフォントにアクセスできるようになります。
フォントは、.TTFおよび.OTF形式でのみアップロードできます。Webフォントはアップロードできません。組織でのフォント共有の詳細はこちら →
プラグイン
プラグインは、アプリケーションの機能範囲を拡張するサードパーティーのスクリプトまたはアプリケーションです。プラグインは、FigmaデザインまたはFigJamファイル内で実行されるため、ファイル内でタスクを実行できます。
ビジネスプランには、メンバーがプラグインを使用および共有する方法を管理するため、次の追加機能があります。
設定
[設定]ページでは、組織管理者が組織全体の設定をすべて管理できます。これには、会社のドメインと認証、ユーザーがアクセスできる機能とリソースの管理など、あらゆる要素が含まれます。
ドメイン
組織管理者は、登録した会社ドメインを表示、追加、削除できます。ドメインは組織にアクセスできるユーザーの管理で重要な役割を果たします。
メンバーは、組織のドメインのいずれかに一致するメールアドレスを持つ組織内のユーザーです。メンバーは、組織内で共有されているチーム、ライブラリ、その他のリソースにアクセスできます。
ゲストは、組織のドメインのいずれにも一致しないメールアドレスの外部ユーザーです。たとえば、請負業者、代理店、クライアント、外部のコラボレーターなどです。ゲストの組織へのアクセスには制限があります。ゲストは自分が招待されたリソースにのみアクセスできます。
ログインとプロビジョニング
組織では、メンバーを認証するための多くのオプションがあります。組織では、SAML SSO、SCIMなど、組織で使用可能な方法を選択して、追加機能を設定できます。
エンタープライズプランでは、より優れた役割設定の管理機能があります。
アクセス
組織管理者は、Figmaの特定の機能へのアクセスを管理できます。
組織管理者は、コミュニティ内の組織のプロフィールを管理できます。
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組織のプロフィールハンドルを更新して、他のハンドルを選択する
- 組織のプロフィールを削除して、組織をFigmaコミュニティから削除する
また、組織内のユーザーがアクセスできるのが、どのコミュニティのリソースであるかを、次のように管理できます。
エンタープライズプランでは、組織管理者は、次の設定を使用してゲストアクセスを管理できます。
SCIMメンバーのメタデータ
SCIMを設定すると、IDプロバイダーからの追加メンバーのデータを追跡できます。プロバイダーでSCIMを設定するときに、これらの属性をマッピングできます。
Figmaで、これらのどの属性にアクセスするかを選択できます。その属性は、[メンバー]タブにFigmaのデフォルトデータと一緒に表示されます。
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[管理者設定] > [設定]を開きます。
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[その他]セクションで、[メンバーのメタデータ]をクリックします。
- コストセンター、組織、課、部門から選択します。
- このデータは[メンバー]タブに表示されます。メンバーリストは、この列を基準にして並べ替えることができます。
ユーザーデータ
- 組織の[ユーザーデータを削除]をクリックして、リクエストを送信します。
-
[組織全体を削除]をクリックして、リクエストを送信します。