ドラフトの機能に関する更新
現在、[ドラフト]をスタータープランとプロフェッショナルプランのチームへ移動しています。今後は、各チームが独自の[ドラフト]スペースを持つようになります。
ドラフトファイルは現在、[移動が必要なドラフト]という一時的なスペースにあり、いずれかのチームの[ドラフト]にファイルを移すよう促されます。これらのファイルは、どのチームに移動しても、あなた自身と共有相手以外には非公開のままです。
今回の変更の理由
現在のドラフトモデル(チーム外にドラフトが保管される)が原因でオーナーシップが不明確になり、チームの連携を妨げ、一貫性を欠いたプロダクトエクスペリエンスにつながっていることがわかりました。
留意事項
- ドラフトの作成と編集は引き続き無料で行えます。また、スターターチームでは他のユーザーとの共同作業も引き続き無料で行えます。
- ファイルブラウザのサイドバーにあるチームスイッチャーを使用すると、所属するチームを切り替えることができます。
- ファイルを移動すると、そのファイルを共有したユーザーには閲覧のみのアクセス権が付与されます。プロフェッショナルチームでは、編集アクセス権が再度付与されない限り、フルシートにアップグレードされません。
- プロフェッショナルプランでは、フルシートがあれば、パスワード保護、高度なプロトタイプ作成、開発モードなど、チームの有料機能すべてをドラフトで利用できるようになります。
[移動が必要なドラフト]からのファイルの移動
[移動が必要なドラフト]に移動すると、選択するチーム内の[ドラフト]スペースにファイルを移動するよう促されます。すべてのファイルを[移動が必要なドラフト]から移動すると、そのセクションがサイドバーから消えます。
- ファイルブラウザで、左サイドバーの[移動が必要なドラフト]をクリックします。
- 移動する各ファイルにカーソルを合わせ、[移動]をクリックします。
- ドラフトの移動先チームを選択し、[移動]をクリックします。
ヒント: ドラフトを一括で移動または削除することもできます。削除したドラフトを復元することはできません。
よくある質問
引き続きファイルを共有し、他のユーザーと無料で共同作業を行うことはできますか?
はい、スターターチームのプロジェクトでは無料で共同作業を行うことができます。
スターターチームには、最大3つのデザインファイルと3つのFigJamファイルを含むプロジェクトが1つあります。これらのファイルは、編集アクセス権を持つコラボレーターと無制限に共有できます。
ドラフトをスターターチームに移行するには:
- 新しいスターターチームを作成します。
- [移動が必要なドラフト]から関連ファイルを選択し、スターターチームの[ドラフト]に移動します。これにより、ファイルを共有したすべてのユーザーに閲覧のみのアクセス権が一時的に付与されます。
- 新しいスターターチームで、[ドラフト]から利用可能なプロジェクトにファイルを移動します。デザインファイルまたはFigJamファイルが3つ以上ある場合は、圧縮しなければならない場合があります。
- ファイルを共有したすべてのユーザーに編集アクセス権を再度付与できるようになりました。
ヒント: コラボレーターに必要なアクセス権が閲覧のみであっても、この変更が共同作業に影響することはありません。どのプランでもファイルを[ドラフト]に移動でき、引き続き閲覧のみのアクセス権でファイルを共有できます。
今後、個人的な作業はごこで行えばいいですか?
ドラフトファイルで作業を続けることができます。主な違いは、[ドラフト]がユーザーではなくチームに紐づけられるようになったことです。これにより、参加しているチームそれぞれに独自の[ドラフト]セクションができました。
個人的な作業については、無料のスターターチームを作成し、そのチームの[ドラフト]セクションで引き続きドラフト作業に取り組むことをお勧めします。
[移動が必要なドラフト]で、[すべて移動]をクリックすると、ファイル件数が数百におよぶ場合であってもも、既存のファイルすべてを新しいスターターチームの[ドラフト]に送ることができます。
重要: ドラフトで他の人と共同作業することが多い場合は、その人を[ドラフト]からスターターチームのプロジェクトに移動する必要があります。各スターターチームには、最大3つのデザインファイルと3つのFigJamファイルを含むプロジェクトを1つ作成できます。これらのファイルは、編集アクセス権を持つコラボレーターと無制限に共有できます。大規模なコラボレーションについてはFigmaでのクライアントとのコラボレーションのガイドをご覧ください。
プロフェッショナルプランを利用しています。今後ドラフトはどのように機能しますか?
主な変更点は2つあります。
- Dev Mode、パスワード保護、高度なプロトタイプ作成など、プロフェッショナルチームのすべての有料機能がドラフトファイルで利用できるようになりました。
- ドラフトファイルを他のユーザーと共有した場合、ファイルを編集するには通常、自分と受信者の両方に有料シートが必要です。無料で小規模なコラボレーションを行いたい場合は、いつでもスターターチームを作成して共同作業を行うことができます。
ドラフトファイルをスターターチームやプロフェッショナルチームに移した場合、そのチームの他のユーザーも見えるようになりますか?
いいえ。ドラフトファイルは、あなた自身とそれを共有しているメンバーのみが表示できます。ファイルを移動すると、移動先のチームの[ドラフト]スペースでファイルを見つけることができるようになります。
ドラフトファイルは、[ドラフト]からプロジェクトに移動することを決めた場合にのみ、チームの他のユーザーに見えるようになります。
ドラフトを移動した後も、共有した全員がアクセスできますか?
はい。ただし、ファイルを移動すると、ファイルを共有したユーザーはファイルを編集できなくなる可能性があります。例えば:
- ファイルをスターターチームの[ドラフト]に移動する場合、他のメンバーに
編集可
アクセス権を付与するには、ファイルをプロジェクトに移動する必要があります。 - ファイルをプロフェッショナルチームの[ドラフト]に移動すると、ファイルに招待された
編集可
アクセス権を持つすべてのメンバーが閲覧のみ
アクセス権を持つようになります。それらのメンバーの編集アクセス権はいつでも復元できます。なお、チーム内の有料シートを持っていないメンバーに編集可
アクセス権を付与すると、そのメンバーは自動的に有料シートにアップグレードされます。いつでも編集権限を復元できます。
注意: ドラフトを移動することで、そのドラフトを共有していたメンバーがアクセス権を失う例外が 1 つあります。限定閲覧者シートを持っているユーザーがファイルをプロフェッショナルチームの[ドラフト]に移動すると、そのファイルに招待されていたメンバー全員がアクセス権を失います。引き続きドラフトを共有するには、シートのアップグレードを申請する必要があります。ファイル内の[共有]をクリックすると、限定閲覧者シートを持っているかどうかを確認できます。共有を継続するためにシートをアップグレードするようにFigmaから求められます。
ドラフトを自分の会社の組織に移動できないのはなぜですか?
このアップデート以前では、ビジネスプランまたはエンタープライズプランのメンバーは、外部チームで作成されたドラフトを組織内に移動できません。組織のセキュリティとプライバシーを保護するため、この動作は変更されません。
メモ: ドラフトが組織に属している場合、ファイルのローカルコピーを保存し、それを組織にインポートすることをお勧めします。そのファイルがチームライブラリのスタイルやコンポーネントを使用する場合、インポートされた後は、ライブラリの更新を取得しません。
この方法は、削除済みのドラフトには利用できません。ローカルコピーを保存する前に、削除されたドラフトをチームに移動する必要があります。
[移動が必要なドラフト]を非表示にすることはできますか?
[移動が必要なドラフト]を非表示にすることはできませんが、ワンクリックですべてのドラフトをチームにすばやく移動したり、完全に削除したりすることができます。すべてのドラフトが移動または削除されると、[移動が必要なドラフト]がサイドバーから消えます。
移動前に一部のファイルを開いて確認できないのはなぜですか?
ドラフトファイルが[削除済みのドラフト]タブにある場合、ドラフトファイルをある時点で削除したことを意味します。これらのファイルを[移動が必要なドラフト]で開くことはできません。チーム内の[ドラフト]にファイルを移動すると、ファイルを確認して保存するか再度削除するかを決定できます。
チームの1つに「ロック済み」のラベルがあります。その理由は何ですか?
スターターチームに[ロック済み]というラベルがある場合は、チームがプランの上限を超えていることを意味します。その理由を知るには、ラベルのあるチームに移動し、ページ上部のバナーをクリックします。チームのロックを解除する方法に関するアドバイスが表示されます。
プロフェッショナルプランチームの管理者です。この変更に何を期待すべきでしょうか?
今後、ドラフトで共同作業を行うには有料のシートが必要になります。ドラフトがチームに移動された際の予期せぬアップグレードを防ぐため、ファイルに招待されたコラボレーターのアクセス権が編集可
から閲覧のみ
に変更されます。
これらのコラボレーターは、ファイルでの作業を続けるために、ファイルの編集アクセス権を再度リクエストする必要があります。プランに有料シートがない場合、編集を続けるには、アップグレードする必要があります。
時間が経つにつれ、既存のドラフトでの共同編集が増えたり、新しいドラフトが共有されたりすると、アップグレードのリクエストが増えたり、チームの有料シートが増えたりすることが予想されます。アカウントのシートのアップグレードをより細かく管理したい場合は、限定閲覧者シートタイプをユーザーに割り当て、有料シートの取得に管理者の承認が必要になるようにすることを検討してください。新規ユーザーのデフォルトのシートタイプを限定閲覧者にすることもできます。
アカウントの最近のアップグレードを調査するには
- ファイルブラウザから、[管理者]をクリックします。
- [メンバー]タブを選択します。
- 任意のメンバーの[デザインシート]または[FigJamシート]にカーソルを合わせると、そのメンバーがどのようにアップグレードされたかを説明するツールチップが表示されます。ドラフトの共同作業でアップグレードしたユーザーには、「{Person}が、ドラフトフォルダから{a file}を{other person}に共有しました」というアップグレード理由が表示されます。
ビジネスプランまたはエンタープライズプランの管理者です。この変更に何を期待すればよいですか?
これまで、組織内の誰でも外部チームにアクセスすることで、スターターチームまたはプロフェッショナルチームに移動できました。今回の更新により、外部チームが削除され、組織外の各チームに独自の専用スペースが設けられました。各チームに[ドラフト]スペースが設けられ、ユーザーが自分のファイルを見つけやすくなり、ファイルが適切な場所に確実に配置されるようになりました。
[移動が必要なドラフト]では、ドラフトオーナーは組織外で使用するスターターチームとプロフェッショナルチームに外部ドラフトを整理するように求められます。
考慮すべきいくつかの重要な点:
- この変更は、アカウントのアクセス権や請求には影響しません。
- ユーザーは、このような外部ドラフトを自身の組織内に移動することはできません。これは、[外部チーム]から自身の組織にドラフトを移動できない以前の動作と同じです。
- 外部コンテンツに関するすべての設定やコントロールは変更されません。
他に質問はありませんか?
変更後のドラフトの仕組みについてご不明な点がある場合は、こちらのサポートフォーラムのスレッドをご覧ください。