開発モードの新機能
Config 2023での開発モードの発表以来、当社はハンドオフの向上を目指して、お客様と力を合わせてツールを開発してまいりました。開発モードは次の章へと進み、ご利用には有料シートが必要になりました。今回の変更に伴い、迅速な作業、コラボレーションの強化、ワークフローのカスタマイズのための新機能と機能の改善が加えられています。
開発モードに導入された新機能
Figmaデザインの開発モードには、開発者がデザインファイルを移動し、デザインをコードへ変換するために必要なものがすべて揃っています。開発モードでは、デザイナーと開発者が同じ考えを共有できるため、ハンドオフの過程で重要な情報が失われることはありません。
開発モードに新しい機能と改善が加えられました
- 開発モードのアノテーションにより最新のデザインを常に把握できるため、ハンドオフの準備作業がスピードアップします
- Figma VS Code連携でのナビゲーション向上とプラグイン実行機能
- 新しいモーダルによる変更内容比較。コード内や2つのフレーム間の違いを確認できます
- 自分向け、または組織全体向け(エンタープライズプランのみ)のプラグイン自動実行
開発モードを取得する方法について
無料の開発モードベータは1月31日に終了し、チームまたは組織における有料シートが必要となりました。開発モードへのアクセスはチームまたは組織のプラン、つまりチームまたは組織が問題となるファイルを所有しているか、ユーザーがどのシートを持っているかによって左右されます。開発モードへのアクセス権は、他のシートタイプ同様、アカウントにではなく、チームまたは組織に付与されるものです。
- スタータープラン: 利用できません
- プロフェッショナルプラン: フルデザインシートを持つユーザーのみ利用できます
- ビジネスプラン: フルデザインシートに含まれています。月額25ドルで単独シートとして利用することもできます。
- エンタープライズプラン: フルデザインシートに含まれています。月額35ドルで単独シートとして利用することもできます。
スタータープランのユーザーおよびファイルの閲覧者は、引き続き開発モードから、プロパティやサイズの表示、コードのコピー、アセットのエクスポートが可能です。
注: フリーランサーか代理店所属で、クライアントのチームや組織の中でファイルの操作を行っている場合は、そのチームや組織でのフルデザインシートまたは開発モードシートを要求する必要があります。Figmaでのクライアントとの作業に関する推奨事項の詳細→
有料シートへのアップグレード
有料シートにアップグレードして開発モードの使用を継続するには、開発モードのファイル上部のバナーにある、[開発モードを取得]をクリックしてプランのアップグレード手順に従うか、シートを申請します。
注: 有料プランで開発モードにアップグレードするには、管理者の承認が必要です。承認されるまでの作業の中断を最小限にするため、最長14日間は開発モードの使用を継続できます。
自分に適したシートの選択
開発モードにアップグレードしない場合でも、これまでどおりデザインのインスペクトとコラボレーションが可能です。デザインモードの閲覧者として、プロパティ値とフレームの詳細のインスペクト、アセットのエクスポート、 CSS、iOS、Androidのコードスニペットのコピー、修飾キーを使ったデザインのレッドラインや測定を行うことができます。
開発モード
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A
高度なインスペクション機能とカスタムプラグイン
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B
バージョン間の変更内容の比較と開発者用リソースへのリンクによるハンドオフの改善
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C
追加のコード生成言語
デザインモードでの閲覧アクセス
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A
プロパティの値とフレームの詳細のインスペクト
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B
アセットのエクスポート
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C
レイヤーを右クリックして、コピー/貼り付けメニューからCSS、iOS、Androidのコード生成をコードとしてコピー
開発モードで使用できる機能とデザインファイルの閲覧者として使用できる機能には、ほかにも次のような重要な違いがあります。
できること |
開発モードで利用可能 | デザインモードの閲覧者が利用可能 |
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間隔と測定値の表示 |
カーソルを合わせる |
修飾キーを使用 |
プロパティの値とフレームの詳細の表示 |
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アセットのエクスポート |
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CSS,、iOS、Androidコード生成の表示 |
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アノテーションを使ったファイルへの情報やサイズの追加 |
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Jira、Storybook、GitHubなど、開発者にフォーカスしたインテグレーション |
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プレイグラウンドでのデザインシステムコンポーネントの確認 |
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