Figma AIを使用すると、数回クリックするだけでコンテキストに応じたレイヤー名を付けることができます。これにより、ファイルを整理しやすくなり、レイヤーに一括で名前を付けるプロセスが簡単になります。
仕組み
Figma AIは、レイヤーのコンテンツ、場所、および選択した他のレイヤーとの関係に基づいて名前を選択します。
ページ上の複数の最上位フレームにまたがって名前のない同じレイヤーがある場合、Figmaは一致するレイヤーの名前も変更します。これにより、スマートアニメートやスクロール位置などのプロトタイプ作成設定を、期待通りに動作させることができます。
Figma AIは、Figmaのデフォルト命名規則を使用するレイヤーの名前のみを変更します。すでにレイヤーの名前を変更して選択範囲に含めている場合、Figma AIはそれらのレイヤー名を保持します。
Figma AIは以下のような特定の種類のレイヤー名のみを変更します。
- フレーム
- グループ
- 画像の塗りを含む長方形と角丸長方形
- テキストレイヤー
- メインコンポーネントと同じデフォルト名を引き続き使用するインスタンス。これはコンテナ名にのみ適用され、Figma AIはインスタンスのサブレイヤーを無視します。
Figma AIは以下のタイプのレイヤー名を変更しません。
- すでに名前を変更したレイヤー。Figmaでは、選択内容に既存のレイヤーを含めた場合でも、既存のレイヤー名が保持されます。
- 非表示またはロックされたレイヤー。Figma AIで名前を変更したくないレイヤーは、ロックしたり非表示にしたりできます。
- インスタンス内にネストされたレイヤー。インスタンスのサブレイヤー名を変更する場合は、レイヤー名を手動またはコンポーネントレベルで更新できます。
- 楕円、星、多角形、ベクターネットワークなどの個別のベクターシェイプ。これには、画像の塗りを含まない長方形や角丸長方形も含まれます。
Figma AIでのレイヤー名前の変更
レイヤー名を変更する方法は複数あり、選択することで以下の操作を実行できます。
- 選択内容を右クリックし、[レイヤー名を変更]を選択します。
- ツールバーの[アクション]をクリックし、[レイヤー名を変更]を選択します。
- クイックアクションメニューを開いて、[レイヤー名を変更]と入力します。
選択したレイヤーの名前が既に変更されている場合、ツールバーの上に「名前の変更が必要なレイヤーはありません」というメッセージが表示されます。アクションを再度実行するには、[名前の変更を実行]を選択します。
ヒント: 正規表現や一括名前変更を使用してレイヤー名をさらにカスタマイズできます。プレフィックスやサフィックスなどの特定のレイヤーの命名規則を使用する場合に便利です。