Figma Slidesについて詳しく知る
🚧Figma Slidesは現在無料のベータ版です。2025年初めに無料プランと有料プランで利用可能になり、プランに応じてユーザーあたり月額3ドルまたは5ドルで開始の予定です。詳細についてはベータ版の機能→をご覧ください
Figma Slidesとは
Figma Slidesはデザイナーやそのチームメイト向けに構築された初めてのプレゼンテーションツールです。役割やデザイン経験のレベルに関わらず、きれいで効果的なスライドデッキを簡単に作成できます。Figma Slidesを使って次のようなデッキを作成できます。
- デザインレビュー: アイデアを共有したり、双方向の投票と一致度スケールでフィードバックを収集します。
- スタートアップピッチ: クリック可能なプロトタイプで潜在的投資家とともにワクワク感を生み出します
- クラスプロジェクト: 音声やカーソルチャットなど、コラボーレーションツールを使用してスライドデッキを一緒に作成します
- カンファレンストーク: 組み込まれた発表者ノートなどを使って方向性を
- 統一しましょう。
スライドデッキはライブデッキで常に最新の状態にあるため、複数のコラボレーターが同一デッキで同時に作業できます。ドキュメントの保存、ダウンロード、送受信なしで、1つのライブファイルですべてのユーザーが同じページで作業できます。
ファイルブラウザのスライドデッキはファイルカードのアイコンで特定できます。
この記事ではFigma Slidesのデッキでの基本的な作業について説明します。ビデオを視聴する場合は、Figma Slidesのビデオチュートリアルの概要をご確認ください。
操作方法を探す
すでにFigmaデザインを使用したことがあれば、Figma Slidesエディターに馴染みがあると感じるでしょう。Figma Slidesエディターには、キャンバス、左右のサイドバー、ツールバーという4つの異なる領域があります。
キャンバス
キャンバスはスライドデッキを構築したり管理する領域です。キャンバスには2つのビューがあります。
- スライドビュー: スライドビューは1枚のスライドにフォーカスした表示です。デザインの微調整や発表者ノートを特定のスライドに追加することができます。詳細は発表者ノートの追加→をご覧ください。
- グリッドビュー: グリッドビューでは、キャンバスを俯瞰でき、デッキ全体を一目で確認してストーリーを力強く簡潔にすることができます。
ビューを変更するには、左サイドバーで切り替えます。
安全に参照ツールバーまたはHを押して 手のひらツールを有効にすると、意図しない変更を心配せずにキャンバス内を移動できます。
キャンバス内の移動にはパンとズームができます。
パンして移動
スライドデッキの別の部分を表示するにはパンします。
マウス: スペースをクリックしたままドラッグして移動します。
トラックパッド: 2本の指で任意の方向にスライドして移動します。コンピューターのデフォルトのスクロール方向設定が使用されます。
ズームインとズームアウト
ズームインして特定のスライドで拡大したり、ズームアウトしてデッキ全体を表示します。ズームレベルは右サイドバーの右上隅に表示されます。
マウス: Command (Macの場合)またはControl (Windowsの場合)を押したまま下にスクロールするとズームインし、上にスクロールするとズームアウトします。
トラックパッド: 2本の指を狭めるとズームアウトし、広げるとズームインします。
左サイドバー
左サイドバーではスライドの管理とデッキの整理を行います。テンプレートピッカーにアクセスして、新規スライドのレイアウトをデッキに追加することもできます。詳細はテンプレートの使用→をご確認ください
右サイドバー
右サイドバーではスライドのルックアンドフィールを操作します。
デザインタブ: スライドのオブジェクトのプロパティにアクセスします。スライドデッキの権限により、[デザイン]タブに表示できる内容と実行できるアクションが決まります。
キャンバスでオブジェクトを選択すると、そのオブジェクトタイプで使用できるプロパティが右サイドバーに表示されます。何も選択していなければ、デッキで使用しているテンプレートで使用できるスタイルにアクセスできます。詳細についてはスライドデッキのテンプレート→をご確認ください
アニメートタブ: スライド間のトランジションを挿入し、プレゼンテーションの流れをスムーズにします。詳細については、スライドのトランジション→をご確認ください
ツールバー
スライドデザインの作成に必要な構成要素はすべてツールバーに揃っています。
- テキスト、シェイプ、ライブインタラクションやプロトタイプなどのオブジェクトを追加する
- Figmaデザインライブラリのアセットを参照、使用する
- Figma AIツールにアクセスしたり、デザインモードを有効にして自分のスライドデザインにFigmaデザインの機能を使用したりする(現在は限定ベータ版)
スライドモードとデザインモード
Figma Slidesにはスライドモードとデザインモードの2つのモードがあります。ツールバーでモードを切り替えます。
スライドモード
スライドモードはFigma Slidesのデフォルトのモードです。スライドモードにはプロのように見えるプレゼンテーションのデザインに必要なすべてが揃っています。スキルレベルに関わらず、簡素化されたインターフェースにより、スライドデッキテンプレートの検索や使用、コンテンツの変更、インタラクティブな要素の追加、スライドデザインへの独自のテイストの追加などが簡単にできます。
デザインモード
Figmaデザインのフルシートがある場合は、ツールバーで切り替えてデザインモードを有効にできます。デザインモードは、オートレイアウト、レイヤーパネルや高度なプロパティなどFigmaデザインの機能を使用でき、詳細に調べたりスライドに正確な仕様をカスタマイズしたりできます。
スライドデッキの作成
スライドデッキを作成するには、テンプレートを選択して開始し、ニーズに合わせてカスタマイズします。
テンプレート
テンプレートは、既定の色、フォント、シェイプ、そしてデッキにルックアンドフィールを加えるスライドレイアウトで構成されています。多くのプレゼンテーションツールとは異なり、デッキごとに1テンプレートという制限はありません。異なるテンプレートのスライドレイアウトを組み合わせたり、テンプレートスタイルを適用して見た目の一貫性を整えたりできます。詳細については、テンプレートとテンプレートスタイルの使用→をご確認ください
ビジネスプランまたはエンタープライズプランをご利用の場合、カスタムテンプレートを公開すれば組織のメンバーは最初からスライドデッキを作成する必要がなくなります。詳細については、カスタムテンプレートの公開→をご確認ください
オブジェクト
オブジェクトやサイドバーにあるツールを使用して、スライドデッキをカスタマイズできます。
- ライブスライド: 投票、一致度スケール、クリック可能なプロトタイプで互いに会話して意思を統一しましょう。詳細については、スライドにライブインタラクションとプロトタイプを追加→をご確認ください
- ライブラリ: Figmaデザインで作成したコンポーネント、スタイル、バリアブルをスライドデッキデザインで使用します。詳細については、スライドデッキにライブラリを追加→をご確認ください
- テキスト: 新しいタイトルと見出しを作成し、本文テキストのブロックを追加します。外部ハイパーリンクをテキストに追加したり、デッキの他のスライドにリンクさせたりすることもできます。テキストスタイルを含むライブラリをFigma Slidesに追加していれば、そのテキストスタイルをコンテンツに適用できます。
- シェイプ: シェイプは、フローや図表の作成、スライドデザインにちょっとしたフレアを加えるのに最適です。シェイプ内にテキストを追加してアイデアを捉え、コネクターで他のオブジェクトとつなげます。
- 画像と動画: ビジュアルアセットを取り込み、スライドレイアウトのプレースホルダーの画像に置き換えます。コピー/ペーストやドラッグ/ドロップでデッキにビジュアルを加えます。ビジュアルをトリミングしたり、ボーダーを入れたり、オーバーレイやぼかし効果を加えることもできます。
- 表: 表はスライドの情報の整理、まとめ、構造化に有効です。
他のユーザーとスライドデッキをコラボレーション、プレゼンテーションする
Figma Slidesには、1人あるいはグループでスライドデッキを作成したり、プレゼンテーションしたりするために必要なすべてが揃っています。
- 発表者ノート: 発表者ノートをスライドに追加すると、プレゼンテーション中にメッセージを届けることに集中できます。詳細については、発表者ノートの追加→をご確認ください
- スポットライト: スポットライトを使用すると、スライドデッキを移動する際に自分がいる場所を他のメンバーに示すことができます。ミーティングの進行役を務めたり、他のメンバーにプレゼンテーションを引き継ぐときに最適で、「次のスライド」と言う必要はありません。詳細については、スポットライト→をご確認ください
- オーディオとカーソルチャット: オーディオとカーソルチャットを使用して、スライドデッキを離れることなく他のコラボレーターとライブで会話できます。詳細については、オーディオとカーソルチャット→をご確認ください
- コメント: コメントを使用してフィードバックをしたり、質問したり、コラボレーターのメモを残したりします。詳細については、コメント→をご確認ください
スライドデッキでの権限
可能なアクションとスライドデッキに加えられる変更は権限によって決まります。
-
編集可
アクセス権のあるユーザーは、スライドデッキのオブジェクトを追加、移動、編集、削除できます。スライドデッキをプレゼンテーションしたり、コメント、カーソルチャットやスポットライトなどのマルチプレイヤー機能を使用できます。 -
閲覧のみ
アクセス権のあるユーザーは、スライドデッキにある既存のオブジェクトを表示することはできますが、オブジェクトを編集したり追加することはできません。スライドデッキをプレゼンテーションしたり、コメント、カーソルチャットやスポットライトなどのマルチプレイヤー機能を使用することもできます。
詳細については、ファイルの権限の設定→をご確認ください
権限の確認方法
スライドデッキの編集の可否を確認する一番簡単な方法はツールバーを確認することです。[編集を依頼]ボタンが表示されていれば、スライドデッキにアクセスする閲覧のみ
権限があります。スライドデッキを編集するためのアクセス権はリクエストできます。[編集を依頼]をクリックしてアクセス権をリクエストします。