Connected Projectに関するガイド
次のガイドは、2025年の前半に開始されるConnected Projectの動作について説明します。
Connected Projectでは、エージェンシーやクライアントなど、2つの異なるチームや組織が、それぞれのプランの請求対象シートを使用して、共有プロジェクトで協業することができるようになります。
これにより、追加シートを購入することなく、共同でデザインしたり、リソースを共有したり、ファイルをスムーズに引き渡したりすることができます。
Connected Projectの仕組み
あるチームまたは組織で作成されたConnected Projectは、別のチームまたは組織と共有されます。
- プロジェクトを作成し、接続リクエストを送信する側がホストです。
- Connected Projectへの参加リクエストを受け取るのは外部チームです。
注:各プロジェクトにはホストと外部チームをそれぞれ1つしか設定できず、各当事者は異なるビジネスドメインを使用する必要があります。
Connected Projectを管理するユーザー
両当事者の管理者は、それぞれの管理者設定でConnected Projectを閲覧できます。ホストのチームまたは組織がプロジェクトを開始するため、ホストはプロジェクトの設定や権限をより多く管理できます。
ホスト管理者 | 外部管理者 | |
---|---|---|
[管理者]でConnected Projectを閲覧する |
✓ | ✓ |
Connected Projectのメンバーを閲覧する |
プロジェクトのメンバー全員を閲覧可能 | 自分のチームのメンバーのみ閲覧可能 |
プロジェクトのセキュリティおよびプライバシー機能を管理する |
✓ | X |
✓ | X | |
AI機能の可用性を管理する |
✓ | X |
Connected Projectにアクセスするユーザーを管理する |
全員のアクセス権を管理可能 | 自分のチームのメンバーのアクセス権のみ管理可能 |
✓ | ✓ | |
プロジェクトが切断された後にそれを管理し、コピーを共有または転送することを含みます。 |
✓ | X |
注: ホストのプランにより、Connected Projectで利用可能な機能が決まります。
ホストがエンタープライズプランを利用し、外部チームがプロフェッショナルプランを利用している場合、エンタープライズプランのすべての機能がプロジェクト内の全員に提供されます。これには、バリアブルモードの数、承認されたライブラリ、公開共有ファイルにパスワード保護を要求するなどのセキュリティ設定が含まれます。
逆もまた真です。ホストがプロフェッショナルプランに加入しており、外部チームがエンタープライズプランを利用している場合、Connected Projectは両者ともプロフェッショナルプランの機能に制限されます。
注: 両当事者は、Connected Projectにファイルを作成、移動、またはインポートすることができます。ただし、ファイルを削除できるのはホストチームまたは組織のメンバーだけです。
Connected Projectでのシートの仕組み
各自のチームや組織内でのシートに基づいて、Connected Projectでの作業を行うことができます。ホストは外部チームのユーザーに対する料金を請求されず、外部チームもホストに対する料金を請求されません。シートのアップグレードリクエストは、引き続きユーザー自身の管理者に送られます。
外部チームのユーザーがホストチームまたは組織のConnected Project外のファイルを編集するよう招待された場合、そのユーザーにはホストのプラン上のシートが必要です。
注:プロジェクトに招待されたユーザーが、ホストまたは外部チームのアカウントを持っていない場合、閲覧シートでホストのプランに追加されます。有料シートが必要な場合、アップグレードリクエストはホストの管理者に送信されます。
Connected Projectの最大数はいくつですか?
チームや組織で同時に利用できるConnected Projectの数はプランにより決まります。
プラン | Connected Projectの数 |
---|---|
プロフェッショナル | 3 |
ビジネス | 6 |
エンタープライズ | 15 |
Connected Projectの数には以下が含まれます。
- ホストまたは外部チームにかかわらず、チームまたは組織内のすべてのConnected Project。
- 自身がホストである接続への保留中の招待。
プロジェクトの接続を切断すると、そのプロジェクトはConnected Projectの数に含まれなくなります。
Connected Projectにおけるライブラリの管理方法
ホスト管理者は、Connected Projectで使用可能なホストのライブラリを選定できます。ライブラリへのアクセスを許可すると、Connected Projectのメンバーには、ライブラリのソースファイルへの閲覧専用アクセスが付与されます。
外部チームへのプロジェクトの接続
外部チームがホストからの招待を承諾しると、プロジェクトが接続されます。プロセスの手順は以下のようになります。
- ホスト管理者がプロジェクトを作成するか、既存のプロジェクトを選択して接続します。これは、チームまたは組織内のどのプロジェクトにも該当します。
- ファイルブラウザのプロジェクトページまたは[管理者]から接続リクエストを作成します。リクエストを送信するには、外部チームのURLと連絡先担当者のメールアドレスが必要です。
- 外部チームの管理者は、接続リクエストの通知を受け、接続を承認または拒否することができます。
- 承認されると、外部チームの連絡担当者がプロジェクトに追加されます。この連絡担当者は、外部チームからさらに多くのメンバーをプロジェクトに招待することができます。
- 外部チームのメンバーは、ファイルブラウザのサイドバーでホストのチームまたは組織に切り替えることで、Connected Projectでの作業を開始できます。
Connected Projectの切断
プロジェクトが終了した際は、いずれかの当事者の管理者がプロジェクトの接続を切断できます。プロジェクトの接続が切断されても、ホストの所有権は維持されます。外部チームはプロジェクト内のすべてのファイルへのアクセス権を失います。
ホストの管理者は、プロジェクトを外部チームと共有するかどうかを尋ねられ、以下を選択することができます。
- 何もしない。外部チームは、接続が解除されるとプロジェクトへのアクセスを失います。
- プロジェクトのコピーを共有する。ホストが元のプロジェクトを保持し、コピーを外部チームに送ります。
ヒント:後からいつでもプロジェクトのコピーを共有したり、完全に転送したりできます。