アクティビティーログの閲覧とエクスポート
アクティビティーログは、メンバーとゲストが組織のファイルとリソースに行った操作の記録です。
- ファイルのアクセス、コピー、共有があった日時を確認します。
- チームの管理と設定に加えられた変更を追跡します。
- チーム、プロジェクト、ファイルの権限に加えられた変更を追跡します。
- 特定のメンバーが実行したアクションを閲覧します。
- 組織管理者が組織レベルの設定に対して行った変更を追跡します。
- 組織のリソースの誤用を特定して防止します。
アクティビティーログAPIを使用して、大規模にセキュリティを監視します。エンタープライズプランの場合、組織管理者はアクティビティーログAPIで組織のクリエイティブな作品を保護できます。このAPIを使用して、異常なイベントのより迅速な識別、内部アプリケーションの構築、セキュリティルールの作成を行います。
アクティビティーログを閲覧
アクティビティーログは、組織の[管理者]の[アクティビティー]タブでアクセスします。
- ファイルブラウザで、左サイドバーの[管理者]をクリックします。
- 画面上部の[アクティビティー]をクリックします。
- フィールドを使用して、目的の条件で結果をフィルタリングします。以下から選択します。
- メンバー: メールアドレスを入力すると、そのユーザーに関連するイベントがすべて表示されます。これらのイベントは、そのユーザーが実行したアクション、またはそのユーザーに関連付けられたその他のユーザーが実行したアクションです。
- 日付: 開始日と終了日を入力して、特定の日付範囲の結果を表示します。
- イベント: 特定の種類のイベントを選択します。追跡イベントをさがす ↓
- チーム: チームを選択して、その特定のチーム内のアクティビティを閲覧します。
注: 管理者は、特定のメンバーまたはゲストの最近のアクティビティーを[メンバー]タブで閲覧することもできます。さらにアクティビティーを表示するためにクリックすると、そのユーザーのメールアドレスがすでに入力された[アクティビティー]タブが開きます。
アクティビティーログイベント
アクティビティーログでは、ビジネスプランまたはエンタープライズプランへのアップグレードと同時にイベントの追跡が開始され、過去1年間、最大365日間のイベントが記録されます。例えば、2年前にチームをビジネスプランにアップグレードした場合、アクティビティーログには過去365日間のイベントが表示されます。
注: アクティビティーログではスターターチームやプロフェッショナルチームのイベントが追跡されないため、ビジネスプランまたはエンタープライズプランへのアップグレード後に、それ以前にさかのぼってイベントを追跡することはできません。
アクティビティーログのイベントすべてで以下の内容が表示されます。
- 発生したイベントのタイプ。
- チームメンバーの名前とメールアドレス。これは、アクションを実行したユーザー、またはそのイベントが関連付けられたユーザーです。
- イベントが発生した日付と時刻。時刻はすべて協定世界時(UTC)で表示されます。
- 該当する場合、そのイベントが関連している製品。
- 該当する場合、そのイベントが関連しているチーム。
- 関連しているチームメンバーのIPアドレス。
メンバー
- メンバーがサインインまたはサインアウトしました
注: Figmaでは、組織のゲストのログインアクティビティーは記録されません。また、メンバーがブラウザウィンドウを閉じた場合、またはログアウトしないでFigmaを終了した場合も追跡されません。
ファイル
- ファイル作成
- ファイル複製
- ファイルのエクスポート
- ファイルリンクアクセスを変更
- 閲覧者権限変更
- ファイルメンバーシップ変更
- ファイル移動
- ファイルの完全な削除
- ファイル復元
- ファイル名変更
- ファイル保存
- ファイルのごみ箱への移動
- ファイル表示
- プロトタイプ表示
ブランチ
- ブランチ作成
- ブランチのマージ
- ブランチ更新
- ブランチのアーカイブ
- ブランチのアーカイブ解除
- ブランチ削除
プロジェクト
- プロジェクト作成
- プロジェクト削除
- プロジェクトメンバーシップ変更
- プロジェクト移動
- プロジェクト名変更
- プロジェクトのチームアクセスを変更
チーム
- チーム作成
- チーム削除
- チーム復元
- チームメンバーシップ変更
- チームの名前を変更しました
- チームの組織アクセス権の変更
- チームのワークスペースの変更
組織
- 組織のマージ
- 組織メンバーシップ変更
- アップグレード申請とアクティビティー
- 組織の役割が変更されました
- メンバーリストのエクスポート
- 組織への参加をリクエストしました
- 組織参加申請の承認
- 組織の招待の作成
- SCIMトークンが生成されました
- SCIMトークンが取り消されました
外部アクセス
- ゲスト招待設定の変更
- オープンセッション設定の変更
- 公開リンク設定の変更
デフォルトの役割
- デフォルトの役割設定を変更しました
ワークスペース
- ワークスペース管理者の追加
- ワークスペース管理者の削除
- ワークスペース作成
- ワークスペースの可視性を変更しました
- ワークスペース削除
- ワークスペース名変更
- ユーザーのワークスペースを変更しました
- ユーザー自身のワークスペース選択
コミュニティ
- ファイルが公開、更新、または削除されました
- プラグインが公開、更新、または削除されました
ユーザー
ログインと認証に関連しているイベント:
- メールとパスワードでサインインしました
- Googleでサインイン
- SAMLでサインインしました
- サインアウトしました
SCIMプロビジョニング
- ユーザーは組織にプロビジョニングされています
- ユーザーは組織からプロビジョニング解除されます。
- 氏名、メールアドレス、役職などのユーザープロフィールは更新されます。
- ユーザーのシートタイプは変更されます(エンタープライズプランのみ)
注: SCIMイベントは、アクティビティーテーブルのチームメンバー列に 'Identity provider' (IDプロバイダー)のラベル付きで記録されます。最近のSCIMイベントをすべて見るには、CSVを取得をクリックし、エクスポートされたデータを手動で 'Identity provider' でフィルタリングしてください。
プライベートプラグイン
- プラグイン公開
- プラグイン更新
- プラグイン削除
プラグイン管理
- プラグイン承認リスト設定が変更されました
- ウィジェット承認リスト設定が変更されました
- 組織全体にプラグインまたはウィジェットをインストール
- プラグインまたはウィジェットがリクエストされました
- プラグインまたはウィジェットのリクエストが承認または却下されました
音声
- ユーザーの音声通話への参加
統合
- 個人アクセストークンが作成されました
- 個人アクセストークンが削除されました
- アプリが接続されました
- アプリの接続が切断されました
アクティビティーログをエクスポート
アクティビティーログの全データを含む、アクティビティーログのコピーをエクスポートできます。このコピーは、この情報をバックアップしたり、イベントをさらに詳しく調べたりする場合に最適です。
Figmaは、データをCSV(カンマ区切り値)形式でエクスポートします。このデータは、選択したツールまたはアプリケーションにインポートできます。
CSVエクスポートをリクエストした場合、Figmaは適用されたフィルターを無視します。つまり、選択した日付範囲内のすべてのイベントがエクスポートに含まれます。
- 結果を特定の期間に限定するには、開始日と終了日を入力します。
- 画面右上の[CSVを取得]をクリックします。
- Figmaは、CSV形式のアクティビティーログをメールで送信します。
Library Analytics API
Library Analytics APIを使用することでも、データのフィルタリングや参照、エクスポートを実行できます。Library Analytics APIはFigma REST APIの一部であり、ライブラリアナリティクスからさまざまなタイプのデータを取得するために使用できる2つのエンドポイントを提供します。
- アクションデータには、ユーザーがライブラリで実行したアクションに関する時系列のデータが、週ごとに格納されます。また、挿入機能と切り離し機能が含まれ、傾向を特定するために使用できます。使用されたコンポーネントまたは使用チーム別にアクションデータを分類することもできます。
- 使用状況データには、すべてのファイルに存在するライブラリのコンポーネントのインスタンス数に関する概要情報が含まれています。これは、ライブラリとそのコンポーネントが使用されている場所のスナップショット、または全数調査と考えることができます。使用されたコンポーネントまたは使用ファイル/チーム別にアクションデータを分類することもできます。
Library Analytics APIの詳細については、Figma REST APIのドキュメント(英語)をご覧ください。