組織からのユーザーの削除
メンバーやゲストを削除して、アクセス権を取り消すことができます。削除されたユーザーは、組織内のどのチーム、ファイル、プロジェクト、ライブラリにもアクセスできなくなります。
組織管理者は、すべてのメンバーやゲストを削除できます。ワークスペース管理者は、自分が管理するワークスペース内の組織からのみユーザーを削除できます。
削除によって起きる内容
Figmaでは、ユーザーの組織への参加資格の判断に組織ドメインが使用されます。メンバーは、組織ドメインに一致するメールアドレスを持つアカウントです。ゲストは、外部メールアドレスを持つアカウントです。
既存のチーム、ファイル、プロジェクト
メンバーを削除した場合、そのメンバーによる組織のチーム、プロジェクト、共有ファイルへの貢献は保持されます。
必須ではありませんが、メンバーを削除する前に、その人のチームとプロジェクトの所有権を譲渡することをお勧めします。
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チームのオーナーの変更
チームのオーナーを組織から削除する前にチームの所有権を譲渡しないと、チームにはオーナーがいなくなります。組織管理者は、[管理者設定]の[チーム]タブからチームの所有権を主張できます。チーム管理者は、オーナーが割り当てられているかどうかに関係なく、引き続きチームを管理できます。
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プロジェクトの所有権の譲渡
オーナーを削除する前にプロジェクトの所有権を譲渡しなかった場合、新しいオーナーが割り当てられるまでプロジェクトにはオーナーがいなくなります。
メモ: 削除されたメンバーのファイルには新しいオーナーは割り当てられません。ファイルへの編集可
アクセス権を持つユーザーなら誰でも、引き続きファイルに変更を加えたりファイルを移動したりできます。
ドラフト
組織から削除されたメンバーのドラフトは組織内に残ります。組織管理者は、共有プロジェクトフォルダーで削除されたメンバーのドラフトを表示および管理できます。
ゲストは組織外から引き続きFigmaアカウントにアクセスできます。これには、その人がメンバーとなっている他のチームや組織も含まれます。
外部チーム
外部チームでのメンバーのチームとドラフトがどうなるかは、組織のドメインキャプチャとSAML SSOの設定によって異なります。
- ドメインキャプチャがオン: メンバーは会社のメールでFigmaアカウントにアクセスできなくなります。また、外部チーム内のドラフトやすべてのチーム、ファイル、プロジェクトにアクセスできなくなります。
- ドメインキャプチャがオフ: Figma でメールアドレスが組織から切断されます。これにより、会社のメールに登録されたFigmaアカウントを維持できます。組織にはアクセスできませんが、外部チームのドラフト、チーム、プロジェクトにはアクセスできます。
- SAML SSOがオン: IDプロバイダーからメンバーを削除すると、メンバーは会社のメールを使用してFigmaにログインできなくなります。また、組織および外部チームのコンテンツに一切アクセスできなくなります。
Figmaでの削除
組織管理者とワークスペース管理者 (エンタープライズプランのみ) のいずれもメンバーやゲストを削除できます。
組織管理者
組織管理者は、[管理者設定]>[メンバー]からメンバーやゲストを削除できます。
- Figmaで組織を開きます。
- サイドバーから、[管理者設定]>[メンバー]に移動します。
- 検索フィールドを使用してメンバーまたはゲストを検索します。
- をクリックして、[削除]を選択します。
- [このアクションは元に戻せないことを理解しています]の横のボックスにチェックを入れ、[メンバーを削除]をクリックします。
ワークスペース管理者エンタープライズプラン
ワークスペース管理者は、[管理者設定] > [ワークスペース] > [メンバー]からメンバーやゲストを削除できます。
- Figmaで組織を開きます。
- 左サイドバーで[管理者設定]を選択します。
- メニューバーで[メンバー]を選択します。
- 複数のワークスペースを管理している場合は、メンバーリストの一番上にあるワークスペースを選択します。
- 検索フィールドを使用してメンバーまたはゲストを検索します。
- をクリックして、[削除]を選択します。
- [このアクションは元に戻せないことを理解しています]の横のボックスにチェックを入れ、[メンバーを削除]をクリックします。
SAML SSOまたはGoogle SSOからの削除
組織のメンバーがSAML SSO経由で構成されている場合は、IDプロバイダーからもユーザーを削除する必要があります。
直接的なヘルプとはなりませんが、サポート対象の下記プロバイダーによるドキュメントをまとめてあります。
- Azure: Azure Active Directoryでのユーザーの追加または削除 (サードパーティのドキュメント)
- OneLogin: OneLoginでのユーザーの一時停止または削除 (サードパーティのドキュメント)
- Okta: ユーザーアカウントの非アクティブ化と削除 (サードパーティのドキュメント)
- GSuite: 組織からのユーザーの削除 (サードパーティのドキュメント)
メモ: IDプロバイダーを介してユーザーを削除またはプロビジョニング解除すると、ユーザーが外部チームにアクセスできなくなる可能性があります。