ファイルとプロトタイプへのパスワード保護の追加
デザインファイルやプロトタイプ、FigJamボードを大勢のオーディエンスと共有しつつ、意図した人にだけ閲覧を許可したいことがあります。
たとえば、次のようなケースが考えられます。
- プロトタイプのユーザビリティに関するフィードバックを集める
- 外部クライアントとデザインを共有する
- Figmaアカウントを持たない人と共有する
このような場合は、ファイルの共有設定からパスワード保護を追加することができます。この方法を使用すると、公開リンクを安全に共有できますが、ファイルを閲覧できるのはパスワードを知っている人のみになります。
以下の点にご注意ください。
- 個別のFigma Designファイルまたはファイル内の一部のプロトタイプにパスワード保護を追加できます。デザインファイルにパスワードが設定されている場合、そのファイル内のプロトタイプにおいても同じパスワードが必要になります。
- FigJamでは、FigJamボードと、すべてのオープンセッションがパスワードで保護されます
- Figmaコミュニティに公開されたファイルにはパスワードを設定できません
- Figmaでは、パスワードで保護されたファイルのプレビューは、埋め込み、リンクのプレビュー、ファイルのサムネイルに表示されません
ファイルまたはプロトタイプへのパスワードの追加
パスワードで保護されているファイルにアクセスするすべての人は、 ファイルが入っているプロジェクトに対する閲覧のみ
または編集可
のアクセス権があるか、メールアドレスを使用してそのファイルに招待されている場合を除いては、パスワードを入力する必要があります。
ファイルにパスワードを追加する場合、そのパスワードを自分で作成することも、Figmaで生成されたパスワードを使用することもできます。
- 作成するパスワードの長さ、使用する文字の種類に制限はありません
- Figmaによって生成されるパスワードは、ランダムに選ばれた4つの単語を組み合わせているため、毎回、強力でユニークになります
注: 自分でパスワードを作成できない場合、組織が自動生成されたパスワードだけを使用するよう義務付けている可能性があります。
設定が完了した後で、パスワードを表示することはできません。パスワードをコピーし忘れた場合はリセットできます。
- ファイルを開き、ツールバーの[共有]をクリックします。
- ファイルまたはプロトタイプのアクセス設定を変更するには[閲覧のみ/編集可]をクリックします。
- アクセス権を[全員]に変更します。
- [追加のセキュリティ]で[パスワードを要求する]をオンにします。
- [パスワードを追加]フィールドにパスワードを入力するか、[生成]をクリックしてパスワードを生成します。
- [保存]をクリックします。
ヒント: エンタープライズプランでは、デザインファイルの公開リンクに有効期間を設定することもできます。
ファイルまたはプロトタイプのパスワードのリセット
- ファイルまたはプロトタイプから、ツールバーの[共有]をクリックします。
- ファイルまたはプロトタイプのアクセス設定を変更するには、[パスワードを知っている全員]の横にある[閲覧のみ/編集可]をクリックします。
- [パスワードを要求する]で[リセット]をクリックします。
- [パスワードを追加]フィールドにパスワードを入力するか、クリックしてパスワードを生成します。
- [保存]をクリックします。
注意: ファイルのパスワードの変更は、[保存]をクリックした後に有効になります。ファイルを開いている人が引き続きファイルにアクセスするには、新しいパスワードを入力する必要があります。
ファイルのパスワード保護の解除
ファイルのパスワード保護を解除すると、Figmaにファイルがすぐにリロードされ、だれでも開けるようになります。
- ファイルまたはプロトタイプから、ツールバーの[共有]をクリックします。
- ファイルまたはプロトタイプのアクセス設定を変更するには、[パスワードを知っている全員]の横にある[閲覧のみ/編集可]をクリックします。
- [追加のセキュリティ]で[パスワードを要求する]をオフにします。