組織の請求グループの立ち上げ
請求グループを使用すると、内部予算ソースに従って組織内の人びとを並べ替えることができます。各請求グループには、グループ内の無料シートと有料シートを管理する請求グループ管理者がいます。
ヒント: 請求グループとワークスペースの違いは何ですか? 請求グループは、コストセンター別に人を会計処理および整理するためのものです。ワークスペースはコラボレーションを目的としており、部門、製品領域、またはその他のカテゴリごとに作業を整理するために用いられます。両者の違いについて詳しくはこちら →
企業での請求グループ立ち上げの準備
組織管理者として、組織の会計上のニーズを満たすために、請求グループを作ることができます。
1. 組織の請求グループ構造を計画する
請求グループの構造を事前に計画しておくことをお勧めします。会社に既存のコストセンター構造がある場合は、そこから始めるのが良いかもしれません。
請求グループは、この時点では他のデーターソースとは同期されませんので、何もかも完璧にしようと悩み過ぎることはありません。あなたが実行しているように、(請求グループの追加、削除、または名前の変更は)とても簡単です。
2. 請求グループ管理者の特定と、求められることの伝達
ヒント: 請求グループ管理者になるために料金を支払う必要はありません。Figmaで作業していない管理者は、限定閲覧者無料シートを使用できます。
組織管理者は組織内のすべての請求グループを管理できますが、請求グループ管理者は自分が管理者である請求グループのシートのみを管理できます。請求グループ管理者には、次のことができます。
- グループからのユーザーの割り当てまたは割り当て解除
- グループ内のユーザーのアップグレードリクエストを管理する
- 無料シートと有料シート間でのユーザーの移動
- トゥルーアップ期間中のグループ内の有料シート数の確認
ヒント: Figmaでは、個人が複数の管理者の役割を担うことができます。たとえば、請求グループ管理者とワークスペース管理者の両方になり、複数の請求グループとワークスペースを管理できます。
アップグレードのリクエストの管理に加えて、請求グループ管理者の継続的な職務には、請求トゥルーアップ中のシートのアップグレードとダウングレードがあります。ここでは、請求グループを使用するトゥルーアップの仕組みを説明します。
- 新規の有料シートを請求期間中に組織に追加できます。
- Figmaによってトゥルーアップ請求書が発行される前の2週間に、請求グループ管理者と組織管理者はFigmaから通知を受け、各請求グループの有料シート数を確認して調整するように依頼されます。
- 確認すると、請求グループは確認済みになります。このステップはオプションですが、どの請求グループが確認済みなのかが分かるので便利です。
- 組織管理者は、Figmaビジネス全体の請求金額をロックします。組織管理者は、請求グループ管理者が行った変更のオーバーライドなど、トゥルーアップ前およびトゥルーアップ中に調整を行うことができます。
ビジネスプランとエンタープライズプランのトゥルーアップと請求の管理の詳細 →
3. 請求グループにユーザーを割り当てる人を決定する
ユーザーが請求グループに属していない場合は、 [未割り当て] ラベルが付けられます。組織または請求グループの管理者は、ユーザーを [未割り当て] から請求グループに移動できます。また、[未割り当て]に変更して、いつでも請求グループから削除することもできます。
注: 組織管理者は[未割り当て]のユーザーのアップグレード通知とリクエストを受け取ります。ユーザーが請求グループに割り当てられると、そのグループの請求グループ管理者がそのユーザーの有料ステータスの管理の責任を負うようになります。
ユーザーを請求グループに割り当てるアプローチには、主に次の2つ方法があります。
- 組織管理者は [管理者]のメンバーテーブルから、ユーザーを一括して割り当てることができます。現在、SCIMを使用してユーザーを請求グループに仕分けることはできません。しかし、SCIMからコストセンター情報をメンバーテーブルに渡して、コストセンターごとにテーブルを並べ替え、そこからユーザーを請求グループに一括割り当てできます。
- 請求グループ管理者は、未割り当てのラベルが付いたユーザーを、自分が管理する請求グループに割り当てることができます。
注: ワークスペースと請求グループとは別個の存在です。異なるワークスペースのユーザーが同じ請求グループに属することもあります。
4. 請求グループの作成と管理者の指定
請求グループの構成を立案し、管理者を特定し、誰がユーザーを請求グループに割り当てるかを決めたら準備完了です。請求グループを作成し、請求グループ管理者を指定して、始めることができます。