ゲストを組織リソースに招待

はじめに

この機能を使用できるユーザー

ビジネスプランとエンタープライズプランでサポートされます

組織で閲覧者またはフルのシートを持つユーザーは、自分の権限レベル以下のゲストを招待できます。

ゲストとは、組織のいずれのドメインとも一致しないメールアドレスの外部ユーザーです。請負業者、代理店、クライアント、社外のコラボレーターなどはゲストとなりえます。

ゲストは組織へのアクセスが制限されています。組織のチームを閲覧したり、フォントやプラグイン、ライブラリアナリティクスなどの共有リソースにアクセスしたりすることはできません。組織内の個々のチーム、プロジェクト、ファイルにのみゲストを招待できます。

ゲストのアクセス権

ゲストは、メンバーと同じシートタイプとチーム権限を持つことができます。

ゲストをファイル、プロジェクト、またはチームに招待するときに、ゲストの権限を選択します。付与する権限をリソースごとに変えることもできます。

ゲストは、閲覧者、限定閲覧者、フルのどのシートタイプでも保持できます。メンバーと同様、デザインファイルとFigJamファイルでシートタイプを変更することもできます。

エンタープライズプラン

エンタープライズプランには、ゲストのアクセスに影響する設定が2つあります。

• 組織管理者は、新メンバーやゲスト用のデフォルトのシートタイプを設定できます。Figmaでは、すべての新規ゲストにこのデフォルトシートタイプが使用されます。
• 組織管理者は、ゲストアクセスを制限または無効化することができます。ゲストアクセスが制限されている場合、ゲストがリソースにアクセスするには、ワークスペース管理者または組織管理者の承認を受ける必要があります。

ビジネスプラン

次の表を参照して、どのシートタイプ割り当てられたか、リソースと権限を基準にして確認してください。

リソース	招待権限	FigmaデザインまたはFigJamのシート
チーム	閲覧のみ	両方のファイルタイプでの閲覧者
チーム	編集可	両方のファイルタイプでの閲覧者
プロジェクト	閲覧のみ	両方のファイルタイプでの閲覧者
プロジェクト	編集可	両方のファイルタイプでの閲覧者
ファイル	閲覧のみ	両方のファイルタイプでの閲覧者
ファイル	編集可	招待されたファイルタイプのみのフルシート

ゲストの招待

組織の外部からファイル、プロジェクト、またはチームにゲストを招待します。ゲストは、招待されたリソースにしかアクセスできません。

招待できるのは、自分と同等以下の権限レベルを持つユーザーだけです。たとえば、閲覧アクセス権を持っている場合に招待できるのは閲覧アクセス権を持つユーザーだけです。また、編集アクセス権を持っている場合は、閲覧アクセス権、または編集アクセス権を持つユーザーを招待できます。

チーム

特定のチームにあるすべてのファイルやプロジェクトへのアクセス権限を提供するには、ゲストをチームに招待します。ゲストは、チーム内で共有されているライブラリのみにアクセスして使用できます。

1. Figmaでチームを開きます。
2. [メンバー]タブを選択します。
3. メニューバーの[招待]をクリックします。

プロジェクト

プロジェクト内にあるファイルへのアクセスを提供するには、ゲストをプロジェクトに招待します。これらのファイルに対するアクセス権のレベルは、権限によって決まります。

1. Figmaでチームを開きます。
2. プロジェクトを選択して表示します。
3. メニューバーの[共有]ボタンをクリックします。

ファイルまたはプロトタイプ

ファイルまたはプロトタイプへゲストを招待します。ファイルへ招待した場合、ゲストは、そのファイルに含まれるすべてのプロトタイプを閲覧できます。プロトタイプに招待した場合、ゲストは、当該プロトタイプにしかアクセスできません。

• ファイルまたはプロトタイプが開かれた状態で、ツールバーの[共有]を選択します。
• ファイルブラウザで、ファイルまたはプロトタイプを右クリックして、[共有]を選択します。

ゲストの詳細の確認

1. [メール]フィールドにコラボレーターのメールアドレスを入力します。複数のユーザーを招待するには、メールアドレスをカンマで区切って入力します。

   ヒント! Figmaでは、外部のドメインを持つメールアドレスはすべてゲストと認識され、招待の際、メールアドレスの隣に(ゲスト)と表示されます。

2. ゲストに付与する権限を選択します。
   • 閲覧アクセス権を付与するには[閲覧のみ]を選択します。
   • 編集アクセス権を付与するには[編集可]を選択します。
   • そのファイル(ファイルのみ)に含まれるプロトタイプの閲覧を許可する場合は、[プロトタイプの閲覧のみ]を選択します。
     
3. [招待を送信]をクリックします。

所属組織のプランがエンタープライズの場合、組織のゲストメンバーシップ設定に応じて、外部ユーザーを招待できるかどうかが通知されます。次の3つのケースが考えられます。

1. 制限がない場合、外部ユーザーの招待の確認を求められます。[共有]を選択すると、招待が確認され、ゲストに招待メールが送信されます。

2. 管理者の承認が必要な場合でも、Figmaから外部ゲストに招待が送信されます。招待の受諾後、ファイル、プロジェクト、またはチームを閲覧するには、ゲストがアクセスをリクエストする必要があります。

   これによりワークスペース管理者(エンタープライズのみ)と組織管理者にリクエストが送信され、管理者はこれを却下または追加できます。リクエストが承認されると、ゲストはページを再読み込みし、リソースにアクセスできるようになります。

   また、Figmaからゲスト宛てに、組織に追加されたことを知らせるメールが送信されます。

3. ゲストのアクセスが無効化された場合、メールは送信されず、外部ユーザーをリソースに招待できないことを知らせるメッセージが表示されます。