プロトタイプのバリアブルモード
はじめに
この機能を使用できるユーザー
すべての有料プランで、プロトタイプでバリアブルを使用できます。使用するプランによって、1つのコレクションで利用可能なバリアブルモードの数が異なります。
ファイルへの編集可
のアクセス権があれば、誰でもプロトタイプを作成できます。
ファイルへの閲覧のみ
またはプロトタイプの閲覧のみ
のアクセス権があれば、誰でもプロトタイプを表示できます。
コレクションにある各バリアブルは、複数のモードを使用することができます。プロトタイプ作成のアクションと式で、特定のモードの値を選択したり使用したりできます。
バリアブルモードを使用して、プロトタイプ作成のエクスペリエンスを強化するには、次の複数の方法があります:
- コンテキストに基づいてモードの値を設定: デザインで同じバリアブルの複数モードの値を使用し、同じインタラクションでその値を個別に変更します
- 式でモードの値を使用: 特定のモード定義の値を使用し、インタラクションを構築して計算を実行します
コンテキストに基づいてモードの値を設定
バリアブルに複数のモード定義がある場合は、[バリアブルを設定]アクションとモードコンテキストを使用し、特定のモード定義の値を変更します。
これは、バリアブルの1つのモード定義だけを変更する際に役立ちます。1つのデザインで同じバリアブルの複数モードを表示したり使用したりする場合に、互いに独立した値を調整します。
たとえば、以下のデザインをご覧ください。
各生産アイテムにはカウンターがあり、カートに追加したアイテムの数を調整します。
単一のモードのみが含まれる数のバリアブルが、アイテム数、一意のバリアブル、およびインタラクションを示すために使用されている場合、各製品リスト作成に必要になります。
代わりに、2つのモードを含む数のバリアブル(それぞれに一意な生産アイテムの1つ)を使用できます。
複数のモードを使用することで、各アイテム数を個別に更新できます。
- 親レイヤーまたはオブジェクトで、モードを設定します。
- 適用済みのバリアブルを含むレイヤー、グループ、またはオブジェクトを選択します。(たとえば、メロンのプロダクト画像と情報を含むフレームを選択します。)
- 右サイドバーの[レイヤー]セクションで、[バリアブルモードを変更]をクリックします。
- 1つのバリアブルコレクションにマウスカーソルを合わせ、モードを選択します。(「メロン」モードを選択します。)
- 特定のモードを適用する他のオブジェクトやレイヤーについて手順を繰り返します。(しいたけのプロダクト画像と情報を含むフレームに「しいたけ」モードを適用します。)
-
[バリアブルを設定]プロトタイプアクションで、適用したバリアブルの値を変更します。(たとえば、各プロダクトカウンターの + アイコンに[バリアブルを設定]インタラクションを作成します。
itemCount
バリアブルをitemCount + 1
に設定します。)
設定モードがあるレイヤー内に含まれているすべてのバリアブルは、特定のモード定義の値を更新するだけです。
ヒント: コンポーネントを使用すれば、モードを含むプロトタイプ作成の時間を節約できます。コンポーネントでは、インタラクションを一度作成するだけで済みます。その後、複数のインスタンスをフレームに配置し、各インスタンスの適用済みモードを変更します。
式でモードの値を使用
プロトタイプアクションのモード定義を選択する
プロトタイプで特定のバリアブルモードを選択するには:
- プロトタイプコネクションを作成するか、既存のプロトタイプコネクションをクリックし、インタラクションの詳細モーダルを開きます。
- インタラクションで使用していたバリアブル名をクリックします。
- [モード]ドロップダウンメニューから、そのバリアブルの特定モードを選択します。
モードを選択すると、バリアブルにバリアブル名とモード名の両方が示されます:
variableName:modeName
ヒント: 自分のキーボードで式を構築することもできます。式ビルダーの特定モードを選択するには、バリアブルを入力します。その後、← を押してバリアブル名をハイライトさせ、↑ 上矢印と ↓ 下矢印を使用してモードを選択します。最後に[Enter]を押して確定します。
モードの値で式を構築
バリアブルモードを含む式を使用し、単一のバリアブル全体の値を計算します。
これは、1つのバリアブルの複数モードの定義を使用する式を書く際に役立ちます。
たとえば、上記の同じデザインで考えてみましょう。今回、各生産アイテムのアイテム小計と全体の合計を計算するフィールドがあり、注文全体の合計金額を計算します。
ヒント: 同じデザインで同じバリアブルの異なるモードを適用するには、バリアブルモードをフレームまたはコンポーネントレイヤーに適用します。
それでは、バリアブルコレクションを見てみましょう:
式を使用する際に、各バリアブルモードに個別の値が必要になる場合があります。たとえば、各生産タイプのitemSubtotal
を計算するには、モードのitemPrice
をそのitemCount
で乗じる式を使用します。
それ以外には、異なるモードの合計を示すバリアブル値が1つ必要になります。たとえば、注文合計を計算するためには、1つのモードのみを含むcartTotal
バリアブルの新しいバリアブルコレクションを作成します。
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