JiraとFigma
Jira Softwareはアジャイルなチームのためのプロジェクト・課題追跡ツールです。Jira Softwareを使用して、次のようにデジタル製品のリリースを計画、追跡、管理することができます。
- カンバンボード、スクラムボード、ロードマップを使用するプロジェクトを作成する。
- ソフトウェアチーム全体のスプリントの計画、タスクの優先順位付けや配分を行う。
- チームがプロジェクトを進めるための実用的なインサイトであるレポートにリアルタイムにアクセスする。
- Jira Softwareを他のAtlassianツールに接続する。
FigmaをJira Softwareに接続できます。スクラムまたはカンバンボードでデザインファイルとプロトタイプを課題やエピックに追加できるようになります。
この統合を行うには、Jira Softwareアカウントを作成する必要があります。この統合でJira AlignまたはJira Service Deskに埋め込みを追加することはできません。
他のツールへのライブFigmaファイルの埋め込みについての詳細->
Figma for Jiraアプリのインストール
Jira Softwareにファイルやプロトタイプを埋め込むには、JiraアカウントにFigmaアプリを追加する必要があります。
この操作はJiraアカウント内のどこからでも行えます。
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メインメニューで[アプリ] > [アプリの管理]に進みます。
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左のサイドバーで[新しいアプリを探す]をクリックして、Figmaアプリを検索します。
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検索結果のFigmaアプリをクリックし、アプリ一覧の右上隅の[アプリを入手]をクリックします。
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[アプリを入手]クリックすると、Figmaアプリがアカウントに追加されます。
Figma for Jiraアプリがインストールされると、Jiraの課題に[デザイン]セクションが追加され、Figmaライブ埋め込みを追加して表示できるようになります。
Jiraへのファイルまたはプロトタイプの追加
ファイルのリンク共有設定にかかわらず、任意のファイルまたはプロトタイプを埋め込むことができます。コラボレーターは、以下に基づいてFigmaライブ埋め込みを操作できます。
Jira Softwareでのデザインファイルのリンク
複数のFigmaファイルを課題にリンクして、デザインの更新時にJiraを閉じることなく通知を受けることができます。
ヒント: ボードビューでは、デザインリンクアイコンが、FigmaデザインファイルがリンクされているJiraの課題に表示されます 。デザインアイコンにカーソルを合わせると、デザインの情報と最終更新日時を見ることができ、Figmaのリンクへのアクセスすることができ、またはJiraの展開ビューで直接デザインを表示することができます。
デザインを課題に追加すると、開発モードのFigmaファイルの開発リソースの下にJiraリンクが自動的に追加されます。開発リソースのリンクをクリックすると、Figmaを終了せずにJiraプラグインで課題を開くことができます。
開発モードの開発リソースの使用方法の詳細→
- 埋め込みを追加するJiraの課題を開きます。
- [デザイン]セクションが表示されない場合は、タイトルの下の[デザインを追加]をクリックします。また、[同期]をクリックすると、リンク済みのデザインが表示されます。
- フィールドにFigmaのURLを貼り付け、[リンク]をクリックします。
- Jiraから離れることなくファイルを表示できるようになりました。サムネイルをクリックしてデザインプレビューを展開します。プロトタイプをクリックすると、ファイルが新しいタブでが開きます。
- [デザイン]セクションのをクリックすると、複数のファイルにリンクできます。
ヒント: JQL検索を使用して、To doステータスのJiraの課題や、開発準備完了になっているデザインがリンクしたJiraの課題をすばやく見つけることができます。一括更新、リンクされたデザインに関する基準に基づくレポートのエキスポート、タスクの優先付けを手早く効率的に実施できます。
Jiraプラグインでのデザインファイルのリンク
Jiraプラグインでデザインをコードに変換すると、すべてのコンテキストを見ることができます。プラグインでJiraの課題をFigmaのページやレイヤーにリンクできるため、必要な関連情報をいつでも入手できます。
Jiraプラグインを使用すると、次のようなことができます。
- Figmaファイルのページやレイヤーに既存のJiraの課題をインポートまたはリンクし、開発者が必要なすべての関連コンテキストに簡単にアクセスできるようにします。
- リンクされているJiraの課題をFigmaに直接表示できるため、デザイン実装時のコンテキストの切り替え回数が減ります。
- Figmaから直接Jiraの課題を新たに作成できるため、プランニングまたはハンドオフの途中で新しい課題を作成する必要に気づいた場合でも、フローを閉じる必要はありません。
Jiraプラグインでデザインを課題にリンクすると、Jiraの該当する課題の[デザイン]セクションにデザインファイルへのリンクが自動的に追加されます。
FigmaでJiraプラグインを使用するには、次のようにします。
- デザインファイルからJiraプラグインを実行します。プラグインはデザインモードでも開発モードでも使用できます。
ファイルでのプラグイン使用方法の詳細→ - 埋め込みたい特定のページまたはレイヤーを選択します。
- [課題を作成]をクリックして新しい課題をJiraに追加するか、[課題をリンク]をクリックして、選択したページまたはレイヤーに既存のJiraの課題を接続します。
- 課題がリンクされると、Jiraプラグインの中で詳細情報を確認できるようになります。
注: プラグインを使って課題をデザインにリンクすると、開発モードの開発リソースにも課題のリンクが追加され、さらに見つけやすくなります。
Jiraウィジェットからの課題の作成
Jiraウィジェットを使用してJiraプロジェクトと関連するすべての課題をキャンバスに取り込み、チームで検討して更新することができます。信頼できるソースをJiraに置いたまま、FigmaまたはFigJamで担当者、優先順位、ステータス、課題のタイプを調整できます。調整後の情報は、新たに取り組むべき課題として簡単にJiraに取り込み、Figmaの関連するデザインにもリンクすることができます。
Figmaデザインでは、次のことができます。
デザインファイルからJiraウィジェットを実行すると、デザインから課題を作成したり、既存の課題やプロジェクトをインポートしたりできます。
デザインから課題を作成するには、次のようにします。
- ウィジェットで[デザインから課題を作成]をクリックします。
- 課題の簡単な要約を追加します。
- 追加するデザインのあるフレームを選択します。現在のページからデザインを追加することも、Figmaリンクを貼り付けてデザインを追加することもできます。
- ドロップダウンから[プロジェクト]を選択して、新しい課題を追加します。
- ドロップダウンから[課題のタイプ]を選択します。
- [作成]をクリックして、課題を作成します。課題がドラッグ可能なオブジェクトとしてファイルに表示されます。
FigJamでは、次のことができます。
FigJamファイルからJiraウィジェットを実行すると、付箋を課題に変えたり、既存の課題やプロジェクトをインポートしたりできます。
付箋を課題に変えるには、次のようにします。
- 課題を作成する付箋を1つ以上選択します。
- ウィジェットで[付箋を課題に変える]をクリックします。
- ドロップダウンから[プロジェクト]を選択して、新しい課題を追加します。
- ドロップダウンから[課題のタイプ]を選択します。
- [付箋を変換]をクリックして、課題を作成します。付箋がドラッグ可能なオブジェクトとしてキャンバスに表示されます。
「デザイン変更」タグの表示
デザインサムネイルにデザイン変更タグを表示するには、Jira管理者に依頼して、[デザイン変更を取得]の下の[FigmaをJiraに接続]を実行します。このタグは、課題を最後に表示した後に、リンクされたデザインが変更された場合に表示されます。
Jira管理者は、Jiraサイトを使用するすべてのチームのFigmaチームURLを追加する必要があります。
FigmaのチームのURLを探すには、次の手順に従います。
エンタープライズプラン
- ファイルブラウザの左サイドバーにある[すべてのワークスペース]をクリックします。
- [所属するチーム}の下にある、目的のチームを右クリックします。
- [リンクをコピー]を選択します。
ビジネスプラン
- ファイルブラウザの左サイドバーにある[すべてのワークスペース]をクリックします。
- 目的のチームを右クリックします。
- [リンクをコピー]を選択します。
スタータープラン/プロフェッショナルプラン
- ファイルブラウザの左サイドバーにある目的のチームを右クリックします。
- チームへの[リンクをコピー]を選択します。
注: デザイン変更タグをJiraの課題に表示するには、まずリンクされたFigmaデザインファイルがあるブラウザタブをすべて閉じる必要があります。
リンクされたデザインを用いたワークフローの自動化
手動プロセスを自動化して作業時間を短縮することで、デザインチームと開発チームのコラボレーションが改善されます。Jiraでデザインオートメーションを使用して、デザインに加えられた変更、課題の遷移ステータスを開発者に知らせることができ、またデザインの課題に簡単にラベルを付けることができます。
Jiraプロジェクトでのリンクされたデザインを用いた自動化のセットアップ
- 左サイドバーの[プロジェクトの設定] > [自動化]に移動します。
- [テンプレート]タブをクリックします
- デザインセクションで、セットアップする自動化を選択します。
- [規則をオンにする]をクリックします。規則名の横のステータス表示が有効に変わります。
[自動化]の[規則]タブで、自動化を無効にするか、削除できます
JiraからのFigmaの削除
1つの埋め込みを削除することも、Figmaアプリをアンインストールすることで、アプリとFigmaの埋め込みをすべて削除することもできます。
埋め込みの削除
特定のファイルまたはプロトタイプを削除するには、Jiraの課題からその埋め込みを削除します。
- 埋め込みを削除する課題を開きます。
- 埋め込みの横の[デザインを削除]をクリックします。
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Jiraの課題から埋め込みが削除されます。
Figma for Jiraアプリの削除
JiraからFigmaアカウントの接続を解除するには、Figmaアプリをアンインストールします。それにより、ファイルの埋め込みやプロトタイプの埋め込みがすべてボードから削除されます。
- Jiraでボードを開きます。
- メニューバーの[アプリ]をクリックして、[アプリを管理]を選択します。
- Figmaアプリケーションの横の矢印をクリックして展開します。
- [アンインストール]ボタンをクリックします。