デフォルトのシートタイプの設定
管理者は、デフォルトのシートタイプによって、Figmaチームまたは組織の有料シートへのアップグレードを管理します。
Figmaのシートタイプについて
組織またはチームの各メンバーまたはゲストは、 FigmaデザインシートとFigJamシートを持っています。ユーザーが持つことができるのは、次の3つのシートタイプです。
- 閲覧者シートは無料シートです。ユーザーはアップグレードの操作を行うすることで、自らアップグレードすることができます。
- 限定閲覧者シートは閲覧者シートと同じものです。ただし、有料シートにアップグレードするには、管理者に依頼する必要があります。
- フルシートは有料シートです。
たとえば、プロダクトマネージャーがフルFigJamシートを持っており、Figmaデザインには限定閲覧者シートしか持っていないとします。有料シートをFigJamにしか持っていないため、エンタープライズプランで月額5ドル年額60ドルの支払いになります。
デフォルトのシートタイプの設定
エンタープライズプランおよびビジネスプランでは、組織管理者が組織への参加者のデフォルトのシートタイプを設定できます。プロフェッショナルプランでは、チーム管理者またはオーナーが、チームへの参加者のデフォルトのシートタイプを設定できます。
注: 組織内のチームで権限設定を考えている管理者は、デフォルトの権限→の設定を確認してください。
- ファイルブラウザの左サイドバーにある[管理者]をクリックします。
- [設定]タブをクリックします。
- [ログインとプロビジョニング]セクションで、[デフォルトのシートタイプ]の設定を選択します。
- フィールドで、FigmaデザインとFigJamの両方のデフォルトのシートタイプを選択します。
- 閲覧者: アップグレードアクションを行うことで自ら有料シートにアップグレードできます。
- 限定閲覧者: 管理者のみが、限定閲覧者を有料シートにアップグレードできます。
- フル: 有料シートで製品に参加します。新しい有料シートは四半期のトゥルーアップに含まれます。
- [保存]を選択して、変更を適用します。
注: エンタープライズプランでは、SCIMを介してシートタイプを設定することもできます。SCIMを使用してシートタイプを設定する場合、SCIMでプロビジョニングしたシートタイプがデフォルトのシートタイプよりも優先されます。SAMLと基本的なSCIMを有効にしても、SCIMを使用してシートタイプを設定しなければ、デフォルトのシートタイプ設定に従います。
[メンバー]タブのシートタイプの横にあるで、SCIMによって設定されたシートを持つメンバーを識別できます。
関連アクティビティーを監視する
組織管理者は、組織のアクティビティーログで、シートとアップグレードに関するアクティビティーを監視できます。有料シートに関するイベントは3種類あります。
- デフォルトのシートタイプ: 組織管理者が、組織のデフォルトのシートタイプを設定または変更した場合。ファイルタイプごとに個別にイベントが記録されます。
- 管理者によるシートの変更: メンバーまたはゲストのシートが組織管理者またはワークスペース管理者によって変更された場合。ユーザーの申請によらないアップグレードとダウングレードが含まれます。
-
アップグレード申請とアクティビティー: メンバーまたはゲストが行ったアップグレード申請に関するアクティビティー。次のいずれかのイベントが含まれます。
- ユーザーがアクセスまたはアップグレードを申請した
- ワークスペース管理者が申請を承認した
- 組織管理者が申請を承認した
- ワークスペース管理者が申請を拒否した
- 組織管理者が申請を拒否した