デフォルトの役割の設定
エンタープライズプランとビジネスプランでは、組織管理者が組織に参加するユーザーのデフォルトの役割を設定できます。プロフェッショナルプランでは、チーム管理者または所有者がチームに参加するユーザーのデフォルトの役割を設定できます。 そのため管理者は、新しい編集者シートをより効果的にコントロールおよび管理できます。
デフォルトの役割はメンバーとゲストの両方に適用されます。FigmaデザインファイルとFigJamファイルの両方のデフォルトの役割を設定できます。
役割とは
組織のすべてのメンバーまたはゲストが、Figmaデザインの役割とFigJamの役割を持っています。
これらの役割によって、各製品で取得できる最も高いレベルのアクセス権が決まります。閲覧者、限定閲覧者、編集者の3つの役割があります。Figmaの役割 →
ユーザーの請求ステータスも役割によって決まります。Figmaでは、編集者の役割(シートまたはライセンスとも呼ばれます)のみが組織の請求に含まれます。
例: プロダクトマネージャー(PM)の役割は、FigJamでは編集者ですが、Figmaデザインでは限定閲覧者のみです。このため、FigJamの有料編集者シートに対してのみ課金されます。エンタープライズプランのFigJamシートは5ドル/月(60ドル/年)です。
メモ: エンタープライズプランでは、SCIMを介してメンバーを設定することもできます。SCIMを使用してメンバーの役割を設定する場合、SCIMでプロビジョニングした役割がデフォルトの役割よりも優先されます。SAMLと基本的なSCIMを有効にしても、SCIMを使用して役割を設定しなければ、デフォルトの役割設定が使用されます。
[メンバー]タブでは、SCIMによって設定された役割を持つメンバーを、役割の横にあるによって識別できます。
デフォルトの役割を設定する
管理者は組織の管理者設定からデフォルトの役割を設定します。
- Figmaで組織を開きます。
- 左サイドバーで[管理者設定]を選択します。
- メニューバーから[設定]を選択します。
- [ログインとプロビジョニング]セクションで、[デフォルトの役割]設定を選択します。
- フィールドを使用して、FigmaデザインとFigJamの両方のデフォルトの役割を選択します。
- 閲覧者: 管理者と他の編集者は、閲覧者を編集者の役割にアップグレードできます。閲覧者がアップグレードアクションを実行することで、自分自身を有料ステータスにアップグレードすることもできます(デフォルト)。
- 限定閲覧者: 組織管理者またはワークスペース管理者のみが、限定閲覧者を編集者の役割にアップグレードできます。
-
編集者: その製品の有料の編集者シートを使用して参加します。新しい編集者は四半期のトゥルーアップに含まれます。
- [保存]を選択して、変更を適用します。
関連アクティビティーを監視する
組織管理者は組織のアクティビティーログで、役割とアップグレードに関するアクティビティーを監視できます。役割とライセンスに関する3つのイベントタイプがあります。
- デフォルトの役割: 組織管理者が、組織のデフォルトの役割を設定または変更した場合。ファイルタイプごとに個別にイベントが記録されます。
- 組織の役割を変更済み: メンバーまたはゲストの役割が組織管理者またはワークスペース管理者によって明示的に変更された場合。ユーザーが開始したリクエスト以外でのアップグレードとダウングレードが含まれます。
-
アップグレード要求とアクティビティー: メンバーまたはゲストが開始したアップグレードリクエストに関するアクティビティー。次のいずれかのイベントが含まれます。
- ユーザーがアクセスまたはアップグレードをリクエストした
- ワークスペース管理者がリクエストを承認した
- 組織管理者がリクエストを承認した
- ワークスペース管理者がリクエストを拒否した
- 組織管理者がリクエストを拒否した