エンタープライズプラン権限
この機能を使用できるユーザー
エンタープライズプランの組織に適用されます。
ビジネスプランでは、組織、チーム、プロジェクト、ファイル、プロトタイプの5つの異なるレベルでアセットを共有できます。有料プランのため、以下のような追加の共有設定も利用できます。
ビジネス
組織とワークスペース管理者は、 アカウントタイプ および シートタイプ を使用して組織へのアクセスを管理します。個々のチーム、プロジェクト、またはファイルへのアクセスは、それぞれの権限 ↓ によって管理されます。
アカウントの種類
ユーザーのアカウントタイプによって、アクセスできるリソースや設定が決まります。アカウントタイプは、メンバー、ゲスト、管理者の3種類があります。
注: ゲストは、組織内のチーム、プロジェクト、またはファイルにのみ招待できます。組織に招待することはできません。メンバーとゲストの違い →
シートタイプ
ユーザーのシートタイプによって、アクセスできるFigma製品が決まります。
シート | 含まれる機能 |
フル |
|
Dev |
|
コラボ |
|
閲覧 |
|
権限
ユーザーの権限によって、組織内の各チーム、プロジェクト、ファイルへのアクセスが管理されます。
Figmaでの作業共有方法に関する詳細については、共有と権限のガイドをお読みください。
ワークスペース
ワークスペースは、組織内のチーム、ユーザー、リソースの集まりです。多くのビジネスユニット、サブブランド、デザインシステムなどを持つ企業は、ワークスペースを使ってFigmaビジネスに構造を追加することができます。
ワークスペースを管理できるのは、組織管理者とワークスペース管理者だけです。
- 組織管理者はワークスペースを作成し、各ワークスペースにワークスペース管理者を割り当てることができます。
- ワークスペース管理者のアクセス権のレベルは組織管理者よりも下です。ワークスペース管理者は、担当するワークスペースに属するチームやメンバー、ゲストを管理します。組織全体にかかわるリソースや設定は管理できません。
チームとユーザーの両方をワークスペースに割り当てることができます。ユーザーまたはチームは、1つのワークスペースにのみ所属できます。
ワークスペースには独自の権限がないため、メンバーは組織の他のワークスペースを閲覧したり、ブラウズしたりでき、チームの権限または組織アクセスに基づいてチームにアクセスできます。
チーム
組織内のチームには、オーディエンスアクセスの設定があります。これにより、組織のメンバーがチームを見つけて参加できる方法が管理されます。
- [組織名]: 組織の全員がチームにアクセスできます。
-
招待されたユーザーのみ: チームに明示的に招待されたユーザーのみがアクセスできます。チームが、招待されたユーザーに限定されている場合、次の表示オプションから1つを選択する必要があります。
- 表示: 組織のメンバーは、ファイルブラウザからこのチームを見つけることができます。メンバーは表示されているチームへの参加をリクエストできます。
- 非表示: 検索してもチームを見つけることできません。メンバーは既存のメンバーからの招待が必要です。
組織のメンバーは、組織内の複数のチームに参加できます。各メンバーのチーム内でのアクセス権を管理するために、チーム権限が設定されています。
チームの権限はすべてのチームタイプで同じです: 閲覧のみ
、編集可
、管理者
。チームにはオーナー
が1人います。
組織内では、チームの権限はチームレベルでのアクションのみを管理します。ファイルを編集できるかどうかは、ユーザーのシートタイプと権限によって決まります。
チームのアクション
このテーブルには、Figmaにおける一般的なチームレベルのアクションとタスクのリストが含まれています。アイコンを確認することで、その権限を持つユーザーがそのタスクを実行できるか(✓)または実行できないか(✕)を確認できます。
注: 組織のオーディエンスアクセスが[組織名]の誰でも編集可に設定されている場合、組織のすべてのユーザーは、チームの役割に関係なくアクションを編集できます。
アクション | 閲覧のみ | 編集可 | チーム管理者 |
閲覧のみの権限があるメンバーのみ |
✓ | ✓ | |
閲覧のみの権限があるメンバーのみ |
✓ | ✓ | |
✕ | ✓ | ✓ | |
✕ | ✓ | ✓ | |
✕ | ✓ | ✓ | |
✕ | ✓ | ✓ | |
✕ | ✓ | ✓ | |
✕ | ✓ | ✓ | |
✕ | ✓ | ✓ | |
✕ | ✕ | ✓ | |
✕ | ✕ | ✓ |
プロジェクト
オーディエンスアクセスの設定に加えて、各プロジェクトにはチームアクセスの設定があります。これにより、チームメンバーがそのプロジェクトに対して持つアクセス権が決まります。
組織内では、プロジェクトのチームアクセスを変更できるのは、プロジェクトのオーナーまたは編集可
の権限を持つユーザーのみです。
-
閲覧のみ: チームメンバーは、チームで
編集可
権限を持っている場合であっても、このプロジェクトのファイルについては閲覧しかできません。 -
アクセス可(デフォルト): チームメンバーは、チームレベルの権限に基づいてプロジェクトにアクセスできます。たとえば、あるユーザーのチーム権限が
閲覧のみ
で、プロジェクトに対するチームのアクセスレベルがアクセス可
に設定されている場合、そのユーザーはプロジェクトに対して閲覧のみ
アクセス権を持つことになります。 - チームアクセスの削除: チームのプロジェクトへのアクセスを削除します。チームのプロジェクトへのアクセスを削除すると、チームメンバーは、すでに直接招待されている場合や、後からプロジェクトオーナーが招待した場合のみプロジェクトにアクセスできます。チームアクセスはいつでも再追加できます。
チームファイル
ビジネスプランまたはエンタープライズプランでは、チームファイルへのアクセス権はメンバーのチーム権限に基づいています。
-
閲覧者のアクションを制限: デフォルトでは、
閲覧のみ
アクセス権を持つユーザーは、ファイルやその内容をコピーおよび共有できます。有料プランでは、閲覧者によるコピー、共有、エクスポートを制限することができます。 -
その他のリンク共有設定: チームのファイルには、リンク共有のデフォルトの権限も設定されています。リンクからファイルにアクセスするユーザーは、その権限を適用されます。組織内のファイルには、組織のリソースを見つけやすく、アクセスしやすくするための追加のリンク共有オプションがあります。
リンク共有には、アクセスと権限という2つの側面があります。エンタープライズプランでは、次のリンク共有設定を利用できます。
アクセス権限 |
編集可 |
閲覧のみ |
全員: チームや組織の内外を問わず、リンクを持っている人は誰でもファイルにアクセスできます。 |
✓ |
✓ |
[組織]: 組織のメンバーは、閲覧や検索時にこのファイルを見つけることができます。この設定を使用すると、ライブラリを組織内で共有できます。ゲストは、ファイルまたはチームに招待されない限り、これらのファイルにアクセスできません。 |
✓ | ✓ |
招待されたユーザーのみ: 明示的にファイルまたはそのファイルが所属するチームに招待したユーザーだけがアクセスできます。 |
ユーザーの権限に基づくアクセス |
注: ファイルアクセス権を[全員]に設定した場合は、共有モーダルの詳細オプションを使用してファイルにパスワード保護を追加してください。ファイルの共有とファイルへのパスワード保護の追加について詳しくは、リンク先をご覧ください。
ドラフト
チームのファイルやプロジェクトとは別になっているドラフトファイルへは、すべてのユーザーがアクセスできます。ビジネスプランでは、ユーザーは閲覧のみ
の権限または編集可
の権限で、コラボレーターを各自のドラフトのファイルに招待できます。
閲覧シートタイプのユーザーがドラフトからファイルを共有しようとすると、シートのアップグレードをリクエストするよう求められます。
注: ドラフトは組織によって所有されています。メンバーが脱退した際、組織はドラフトファイルの所有権を引き継ぐことができます。