組織のマージに関するガイド
Figmaのサポートチームと協力して、ユーザー、ファイル、プロジェクト、チーム、プラグインを、あるFigma組織から別の組織にマージできます。
マージの際、一方の組織が親になり、もう一方が子になります。
- 親組織は、既存ユーザー、コンテンツ、設定を保持します。
- 子組織のすべてのユーザーおよびコンテンツが親組織に移動されます。プロセスの最後に、Figmaによって子組織は削除されます。
マージ中に何が行われますか?
- 子組織に関連付けられたすべてのドメインが、親組織に追加されます。
- 子組織のチームには、チーム名の前に子組織名が自動的に付けられます(例:
Acme-[チーム名]
)。 - 子組織のすべてのユーザーは、親組織で明示的に制限されていない限り、親組織に参加する場合には既存のシートタイプを保持します。
- 子組織の組織管理者は、親組織ではメンバーになります。
- 子組織のアクティビティログはマージに含まれず、マージ完了後に削除されます
- 子組織の共有フォントはマージに含まれないため、親組織に再度追加する必要があります。
- 親組織がビジネスプランで、子組織がエンタープライズプランの場合、有効になっているエンタープライズプランの機能は、マージ以降は無効となり、利用できなくなります。
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親組織がエンタープライズプランでゲストコントロールが有効になっている場合、子組織のゲストはマージに含まれません。マージの前に、ゲストを親組織に手作業で招待することをお勧めします。
- 両方の組織がエンタープライズプランでワークスペースが有効になっている場合、子組織のワークスペースはマージに含まれません。子組織のすべてのチームとユーザーは親組織の未割り当てに移動されます。
マージ完了後はどのようになりますか?
- ドメインキャプチャー、SAML、SCIM、公開リンク、承認済みプラグインなどには、親組織の設定が適用されます。
- 子組織のユーザーは、親組織のIDプロバイダーでログインする必要があり、今後は親組織を使用することになります。
マージをリクエストする前に確認すべきこと
- 子組織のユーザーは親組織のIDプロバイダーを使用して認証することができるでしょうか?親組織でSSO経由でのログインが強制されている場合には、IDプロバイダーを通じてFigmaへのアクセス権がプロビジョニングされていないと、マージによって組織に参加したユーザーはサインインできません。親組織がユーザー作成にSCIMを使用してしている場合は、選択肢について当社チームにご相談になることをお勧めします。
- このプロセスの一環として、ユーザーのメールアドレスの一括更新が必要かどうか
マージのリクエスト
マージをリクエストするには、以下を明記の上admin-support@figma.com
までメールでご連絡ください。
- 前述のマージ動作に関する質問。
- スレッドにコピーされた両組織の組織管理者。
- 両組織のURLと名称と、どちらが親組織でどちらが子組織であるかについて。
- 子組織のユーザーが、親組織のIDプロバイダーを使用して認証できるようにするかどうか
- このプロセスの一環として、ユーザーのメールアドレスの一括更新が必要かどうか
マージの開始にあたっては、両組織の組織管理者の承認が必要となりますのでご注意ください。
ヒント: 組織のURLを取得する方法:
- Webブラウザで組織にログインします。
- ファイルブラウザで、[すべてのチーム]または[すべてのワークスペース]をクリックします。
- ブラウザのアドレスバーにあるURL全体をコピーします。