コメントの閲覧と管理
コメントはコラボレーションを次のレベルへと導くものです。コメントを使用すれば、フィードバックへの対応、デザインの微調整、素早い発散作業のすべてを、オリジナルのデザインファイル内で実行できます。
ユーザーやチームがファイルにコメントを追加すると、キャンバス上でコメントが追加された領域または場所にコメントが表示されます。ブラウザ、デスクトップ、モバイルアプリを使用して、キャンバスでコメントを閲覧して直接返信することができます。コメントモードにすると、右サイドバーでコメントの閲覧と管理もできるようになります。
コメントの閲覧
キャンバスから
ファイル内のコメントは、コメント作成者が選択したキャンバスのポイントまたは領域にピン留めされます。コメントが表示される方法は、キャンバスのズームレベルとコメントの量によって異なります。
- ピン留め: 個々のコメントはによって示されます。ピン留めにカーソルを合わせて、コメントをプレビューします。ピン留めをクリックすると、返信ができるコメントモーダルが開きます。
- クラスター化: キャンバスをズームすると、相互に密集してピン留めされた複数のコメントがクラスターとして統合されます。クラスターにカーソルを合わせると、作成者のコメントやアバターの件数を表示します。その中のコメントを確認するにはクラスターをクリックし、個々のコメントにカーソルを合わせるかクリックして、コメントを表示します。
コメントをクリックして、コメントモーダルを開きます。ここでは以下の操作を行えます。
- コメント本文にカーソルを合わせて、リアクションを使用するを有効にします。
-
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と>
を使用して、ファイル内のコメント間を移動します。 - をクリックすると、未読にする、コメントへのリンクのコピー、コメントを追加した場合のスレッド削除を実行できます。をクリックしてコメントを解決、をクリックしてファイル編集中にキャンバスの上部にコメントを固定、をクリックしてコメントモーダルを閉じます。
- コメントへの[返信]を入力したら、をクリックして送信します。
右サイドバーから
メインツールバーのをクリック、またはCを押してコメントモードにすると、ファイル内のすべてのコメントにアクセスして管理することもできます。ここでは、コメントの閲覧、検索、並べ替え、絞り込みができます。右サイドバーでコメントをクリックして、キャンバス内でコメントを開きます。
右サイドバーにコメントを表示すると、各コメントを含むページが表示されます。コメントをクリックして開くと、そのページとコメントの場所に移動します。
注: コメントモードでは、キャンバス内のオブジェクトに変更を加えることはできません。ファイルの編集を続けるには、Escを押すか、その他のツールを選択してください。
コメントの固定
コメントをキャンバスの左上に固定すると、デザイン内でフィードバックを行っている間コメントは開いたままになります。
次のようにして、コメントを固定します。
- コメントを開くには、キャンバス内または右のサイドバーからコメントをクリックします。
- をクリックするか、クリックしてキャンバスの左端までドラッグして青い列が表示されたらマウスボタンを離します。
コメントの非表示
コメントモードかどうかに関係なく、デフォルトではコメントは常にキャンバスに表示されます。キャンバスでコメントを非表示にし、コメントモードの場合にのみ表示することもできます。いつでも変更可能です。
コメントを非表示にするには、キーボードショートカット⇧ Shift Cでオンとオフを切り替えます。Figmaモバイルアプリのコメントを表示または非表示にするには、を押します。
コメントの並べ替えと絞り込み
コメントモードでは、ファイル内の全コメントが右サイドバーにリストアップされます。右サイドバー上部にあるをクリックすると、表示するコメントを並べ替えたり絞り込んだりできます。
右サイドバーでは、次の基準でコメントを並べ替えることができます。
- 日付: スレッド内の最初のコメントから順に表示します
- 未読: 日付順に表示され、さらに未読のコメントが優先して表示されます
- 右サイドバー上部のをクリックします。
- デフォルトでは、コメントは日付の順に並べ替えられます。未読コメントを優先するには、[未読で並べ替え]をクリックします。
- デフォルトではファイル内の全コメントがサイドバーに表示されます。自分に関連するコメントを表示するには[自分のスレッドのみ]にチェックを入れます。表示されるのは次のコメントです。
- 自分が@メンションされたコメント。
- 自分が返信したスレッド上のコメント。
- 自分が作成し、コラボレーターが返信したコメント。
- 解決済みコメントを表示するかどうかも指定できます。[解決済みコメントを表示]をクリックしてオフ/オンを切り替えます。
コメントへの返信と反応
閲覧者を含め、すべてのユーザーがコメントの追加、閲覧、返信を行うことができます。
- キャンバス内、または右サイドバーからコメントを選択します。
- コメントボックスは[返信]フィールド付きで表示されます。[返信]をクリックしてメッセージを入力するか、本文にカーソルを合わせてをクリックしてコメントにリアクションします。必要に応じて、あらゆる絵文字または@メンションを追加することもできます。
- をクリック、またはReturn/Enterを押して、コメントをスレッドに追加します。
- 必要に応じて、スレッドに対してさらに返信を追加します。
ヒント: SlackまたはMicrosoft teamsとの連携からのコメント通知に返信もできます。
コメントの解決
フィードバックへの対応が完了、あるいは解決に至った場合は、コメントを解決できます。
これにより、右サイドバーとキャンバスの両方でコメントが非表示になります。
- キャンバス内、または右サイドバーからコメントを選択します。
- 右上隅にあるをクリックして、コメントを[解決済み]としてマークします。
- コメントは、右サイドバーとキャンバスの両方で非表示になります。
コメントの未解決
コメントを間違って解決済みにしてしまった場合、コメント内でのチェックを外すことで、このアクションを元に戻すことができます。コメントモードで右サイドバーのをクリックして、[解決済みコメントを表示]のフィルターをオンに切り替えます。
コメントの削除
投稿したすべてのコメントを削除することもできます。返信があるコメントを削除する場合は、スレッド全体が削除されます。
注意: 一度削除したコメントを元に戻すことはできません。ファイルの古いバージョンを復元しても、削除したコメントは復元できません。
単一コメントの削除
- キャンバス内、または右サイドバーからコメントを選択します。
- コメントの横にあるをクリックします。
- オプションから[コメントの削除]を選択します。
スレッド全体の削除
スレッド全体を削除することも可能です。これにより、最初のコメントとすべての返信の両方が削除されます。
- キャンバス内、または右サイドバーからコメントを選択します。
- コメントタイトルの横にあるをクリックします。
- オプションから[スレッドの削除]を選択します。
- [削除]をクリックして確定します。