Figmaのベータ版にはどのような機能がありますか?
Figmaには、ユーザーがベータ版として利用可能な開発中の機能が多数あります。この記事では、利用可能なベータ版の機能とその内容、ベータ版のタイプ、各機能へのアクセス方法を紹介します。
ベータ版のタイプとは、アクセス権のレベルのことで、次の種類があります。
- ベータ/オープンベータ版: すべてのFigmaユーザーがベータに参加できます
- クローズドベータ版: 招待を受けたユーザーだけが参加できるベータ版です
- 限定ベータ版: すべてのFigmaユーザーが利用可能なベータ版ですが、ベータユーザーの人数が制限されています
注: ベータ版の機能は、ベータ期間に変更されることがあります。また、この期間中、バグやパフォーマンスの問題が発生する可能性があります。
Figma Slidesオープンベータ版
Figma Slidesは、デザイナーとそのチームメイトのために作られた初めてのプレゼンテーションツールです。Figma Slidesは、Figmaデザインのパワーと正確性に使いやすいプレゼンテーションツールを組み合わせて、ナラティブを生き生きとしたものにし連帯を生み出します。
- 柔軟性のあるテンプレートを選んで、あらゆるオーディエンスに向けて力強いプレゼンテーションを作成します
- 発表者メモ、共同プレゼンテーション用コントロール、その他のコラボレーション機能により、プレゼンテーションを共同で作成し、自信を持って発表できます
- 投票付きのライブスライド、一致度スケール、投票を作成して、ステークホルダーのフィードバックを収集して意思決定を促します
- 使い慣れたFigmaデザインツールを使用して、スライドデッキのデザインをカスタマイズします
ベータ期間中、Figma Slidesは無料です。2025年の初めには、無料または有料のプランで利用が可能になります。プランにより異なりますが、1ユーザーあたり月額3ドルまたは5ドルからご利用可能になります。利用可能となりましたら、お知らせします。
Figma Slidesに関するFAQ
Figma Slidesの無料(ベータ版)期間はいつまでですか?
Figma Slidesは2025年まで無料のベータ版として提供される予定です。ベータ期間の正式な終了日については、ベータ期間が終了する前にお知らせします。
Figma Slidesが一般提供されるときの価格はどうなりますか?
Figma Slidesは、すべてのスタータープランに無料で含まれます。また、プロフェッショナルプランでは月額3ドル/シート、ビジネスおよびエンタープライズプランでは月額$5/シートで購入できます。Figmaのプランの詳細はこちら→
Figma Slidesを使用するには、有料のFigmaデザインシートが必要ですか?
Figma Slidesは有料のFigmaデザインまたはFigJamシートがなくても使用できます。Figma Slidesで高度なデザインツールを使用するには、有料のFigmaデザインシートが必要です。
組織でFigma Slidesを無効にすることはできますか?
はい。Figma管理者は、チームまたは組織全員のFigma Slidesを無効にすることができます。詳細はこちら→
FigmaデザインのAIツール限定ベータ版
Figma AIでクリエイティビティをさらに高めましょう。開始までの時間が短縮され、求めるものが見つかり、作業に没頭することができます。
FigmaデザインのAIツールを使用して次のことができます。
- First Draft: スタイルやレイアウトのサンプルを生成して、製品のアイデアのさまざまな表現方法を検討できます。
- アセットやデザインの検索: Figma AIにリファレンス画像、デザイン要素、説明テキストを指定して、チームや組織全体から必要なデザインを見つけることができます。
- レイヤーの名前の変更: ワンクリックでAIに全レイヤーに分かりやすい名前を付けさせ、ファイルを整理できます。
- プロトタイプの作成: 複数の画面間でプロトタイプコネクションを生成し、インタラクションをプレビューできます。
- アクション: アクションと呼ばれるFigma AIへのショートカットを使用すると、モックに現実的なテキストを追加したり、それを翻訳したり、トーンを調整したり、背景を削除したりできます。
ヒント: 限定ベータ期間中は、Figma SlidesのAIテキスト機能も使用できます。
AIの構築に関しては、弊社が行っていること、それがお客様にとってどのような意味をもつのかについて、率直にお伝えしたいと考えています。FigmaのAIに対するアプローチについて→
AIツールに関するFAQ
AIツールが一般提供されるときの価格はどうなりますか?
FigmaのAI機能は、ベータ期間中はユーザーに無料で提供されますが、利用制限があります。これらの機能は、一般提供の開始時に価格が更新されます。
AIツールを使用するには、有料のFigmaデザインシートが必要ですか?
いいえ。多くのAI機能は、スタータープランの無料シートを含むすべてのプランで使用できます。ただし、AIアセット検索とAIフラグメント検索は、有料プランでのみ使用できます。
小中高の教育機関のユーザーまたは政府機関向けのFigmaのユーザーは、AI機能を使用できません。Figma全体でAI機能を使用できるユーザーについての詳細はこちら→
組織単位でAIツールを無効にすることはできますか?
はい。Figma管理者は、チームまたは組織全員について、AIツールを無効にできます。管理者としてのAI機能へのアクセスと設定の管理の詳細はこちら→
UI3: デザインが一新されたFigma限定ベータ版
時間の経過とともに、Figmaは複雑さを増してきました。UI3はデザインエクスペリエンスを簡素化するための取り組みの1つです。Figmaデザインをデザイナーにとってより使いやすいものにするとともに、幅広いユーザーに利用しやすくすることが目的です。既存の製品(および今後の製品)のための一貫性のある基盤作りにも取り組んでいます。
新デザインでできること:
- サイズ調整や折りたたみに対応したパネルによって、インターフェースをきめ細かく制御できます
- キャンバス上の自分のデザインをより強調できます
- 配置、グループ化、さまざまなコンテキストへの適応といった機能を改善することで、より直感的に使えるようにします
- 弊社の他の製品との一貫性を向上させ、Figmaデザイン、FigJam、開発モード、Figma Slidesの間を切り替えやすくします
FigJamのAIツールオープンベータ版
AIツールでは、大規模言語モデルのナレッジを活用し、FigJamでの作業をスピードアップさせたり、自らの創造性を探索したりできます。
FigJamのAIツールを使用して次のことができます。
- ボードや図表の生成: チーム活動やミーティングで使用するボードの準備や作成にかかる時間を短縮します。
- 付箋の並べ替えと要約: FigJamは、ブレインストーミング、デザイン批評、振り返りなどのコラボレーション活動をホストするのに最適です。その後、AIを使用してミーティング中の出来事の並べ替えと要約を行い、明確なアクションアイテムを作成できます。
- Jambot: ChatGPTのビジョン版をボードに追加する、FigJamのウィジェットです。Jambotは、ミーティングの付箋を要約する、アイデアをブレインストーミングする、文章を別のスタイルで書き直すなどさまざまな場面で役立ちます。
デスクトップアプリオープンベータ版
Figmaでは、デスクトップアプリのベータ版を利用できます。
アプリのベータ版を使用すると、一般ユーザーにリリースする前のFigmaのテストのバグ修正と性能改善に協力することができます。このベータ版では、Figmaがまだリリースしていない機能にはアクセスできません。
Figmaデスクトップアプリとベータ版は、同時にインストールして使用できます。デスクトップアプリの両バージョンのコア機能は同じです。
デスクトップアプリのベータ版をダウンロードする方法はこちら→
Library Analytics APIベータ版
Figma REST APIの一部であるLibrary Analytics APIを使用すると、組織のデザインシステムライブラリがどのように使用されているかに関するアナリティクスデータを取得できます。
このAPIが提供するデータは、製品内のライブラリアナリティクス機能で得られる情報に似ていますが、詳細なカスタムアナリティクスを実行するのに使いやすい形式をしています。Library Analytics APIの詳細については、Figma REST APIのドキュメントをご覧ください→
メモ: Library Analytics APIを使用できるのは、エンタープライズプランのみです。