Figmaでのシートの管理
2025年3月、Figmaはシートやその他の請求機能の動作に関するアップデートを導入しました。この記事では、更新された請求モデルについて説明しています。
プロフェッショナル、ビジネス、またはエンタープライズプランのすべてのメンバーとゲストには、シートタイプが設定されており、それによってアクセス可能なFigma製品が決まります。
プランとシート数は、サブスクリプションの総額に影響を与えます。
Figmaの請求やシートについて詳しくは、関連リソースをご覧ください。
Figmaでのシートの仕組み
Figmaには、Figma Design、Dev Mode、FigJam、Figma Slidesといった複数の製品があります。
プランごとに各ユーザーに1つのシートを割り当て、そのシートタイプによってアクセスできる製品が決まります。
シート | 含まれる機能 |
フル |
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Dev |
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コラボ |
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閲覧 |
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メモ: ご利用のプランの1シート当たりの料金を確認するには、figma.com/pricingをご覧ください。
ユーザーの権限は、各製品内でアクセスできるファイルを決定します。
ユーザーシートの管理
Figmaのプランを購入すると、請求期間ごとに一定数のシートを購入することになります。これらのシートは、必要に応じてユーザーに割り当てることができます。
- ファイルブラウザで、左サイドバーの[管理者]をクリックします。
- [ユーザー]タブを選択します。
- [シートタイプ]列から、ユーザーの現在のシートをクリックします。
- ポップアップモーダルで、新しいシートタイプを選択して確定します。
新しいユーザーがチームや組織に参加すると、新しいシートをサブスクリプションに追加できます。ユーザーを招待する際に、割り当てるシートタイプを選択できます。
プロフェッショナルプランでは、いつでも追加シートを購入できます。
メンバーはシートをリクエストすることもできます。管理者は新しいシートの承認設定を行い、新しいシートリクエストが手動または自動で承認されるかを決定します。
注: 追加の承認されたシートは、次回の請求書に追加されます。年間プロフェッショナルプランをご利用の場合、新しいシートは別途月間サブスクリプションで請求されます。
シートは請求期間の間、有効となるよう購入されます。次回の更新日までに、請求の概要ページから未使用のシートを削除することができます。
次回の更新前にユーザーのアクセスを削除する必要がある場合、以下のいずれかの方法を選択できます。
- シートを無料の閲覧シートに変更すると、Figmaデザイン、FigJam、およびFigma Slidesでの閲覧およびコメントのみが可能になります。
- ユーザーをチームから削除する(プロフェショナルプラン)またはユーザーを組織から削除する(ビジネスおよびエンタープライズプラン)。
どちらのシナリオでも、以前のシートはサブスクリプション期間の残りの期間、他の人が使用できるように解放されます。
利用可能なシートの閲覧
シートは、事前に購入されているが現在誰にも割り当てられていない場合に利用可能です。例:
- 誰かがチームまたは組織を離れると、他の人がそのシートを使用できるようになります。
- 管理者が誰かを無料の閲覧シートに移動すると、その人の現在のシートは利用可能な状態になります。
- サブスクリプション帰還の開始時にシートを事前購入し、まだ誰もそのシートを使用していない場合。
プランで利用可能なシート数を確認する方法は以下のとおりです。
- ファイルブラウザで、左サイドバーの[管理者]をクリックします。
- [請求]タブを選択します。
- [概要]タブで、[シート総数]のテーブルを確認します。
各シートタイプについて、次の情報が表示されます。
- プランのシート総数
- 利用可能なシート数(ある場合)。
ヒント: [ユーザー]ページの上部でも、利用可能なシート数を確認できます。
シート変更の仕組みについて
管理者がシートリクエストを承認すると、まずリクエストされたシートがプラン内で利用可能かを確認します。シートがユーザーに割り当てられていない場合は、そのシートを利用できます。
- リクエストされたシートが利用可能な場合: シートはユーザーに割り当てられ、以前のシートは他の人が使用できるように解放されます。これにより、追加のシートやコストは発生しません。
- リクエストされたシートが利用できない場合: サブスクリプションに追加のシートを追加する必要があります。シートの追加が請求に与える影響について、詳しくはこちらをご覧ください。
例: コラボシートのユーザーがフルシートをリクエストする場合
Johnは、コラボシートからフルシートへの変更をリクエストしました。
リクエストを承認する際に、利用可能なフルシートがあるかを確認できます。
- フルシートが利用可能であれば、Johnはすぐにそのシートを使用でき、元のコラボシートは他のユーザーが利用できる状態になります。
- フルシートが利用できない場合、Figmaはサブスクリプションにフルシートを追加します。
管理者はいつでもユーザーを割り当てられたシートから無料の閲覧シートに移動させることができます。その場合、元のシートは未割り当てとなり、他のユーザーが使用できるようになります。
管理者がユーザーを低コストシートに移動したい場合はまず、その低コストシートがプランで利用可能かどうかを確認します。シートがユーザーに割り当てられていない場合は、そのシートを利用できます。
- シートが利用可能な場合: シートはユーザーに割り当てられ、以前のシートは他の人が使用できるように解放されます。これにより、追加のシートやコストは発生しません。
- シートが利用できない場合: このユーザーに割り当てたいシートを購入する必要があります。現在のシートは他のユーザーが使用できるようになります。シートの追加が請求に与える影響について、詳しくはこちらをご覧ください。
例: 管理者がユーザーをフルシートからコラボシートに移動させる場合
管理者がシートの利用状況を確認し、Johnをフルシートからコラボシートへ移動させることで、フルシートを他のユーザーが利用できるようにしました。
シートを確認する際に、利用可能なコラボシートがあるかを確認できます。
- コラボシートが利用可能であれば、Johnはそのシートに割り当てられ、元のフルシートは他のユーザーが利用できる状態になります。これにより、追加のシートやコストは発生しません。
- コラボシートが利用可能でない場合、Figmaはサブスクリプションにコラボシートを追加し、Johnのフルシートを他のユーザーが利用できる状態にします。シートが不要になった場合は、次回の更新時に削除できます。
シートリクエストを管理する
メンバーまたはゲストは、アクセス権のないFigma製品のシートをリクエストできます。管理者として、シート承認設定を使用して、新しいシートリクエストを自動的に管理することができます。
管理者は、シートタイプごとに次のシート承認設定を選択できます。
- シートを手動で承認する
- 空いているシートがない場合は手動で承認
- シートの自動承認
管理者ダッシュボードから保留中のシートリクエストを確認できます。