Figmaエデュケーション組織の設定
管理者メールでfigma.comにログインし、それぞれの管理者機能とともに組織を表示できるようになりました。[管理者設定]タブを選択して、ダッシュボード、ワークスペース、作成されたすべてのチームリスト、組織のすべてのメンバー、アクティビティー、リソース、設定のタブから確認できます。
推奨するアカウント設定
学区の組織アカウントに設定されているデフォルト設定については、いくつかの項目を確認することをお勧めします。以下では、一般的な変更項目について説明します。
- チーム管理: 組織内でチームを作成できるユーザーを選択します。多くの学区では、すべてのユーザーが自分のチームを作成できますが、管理者のみにその権限を限定している学区もあります。
- 外部アクセス
- ゲスト管理: デフォルトでは、外部ユーザーは招待によって組織に参加できます。[外部ユーザーは組織に参加できません]オプションを選択して、ゲストアクセスを無効にすることをお勧めします。
- 外部コンテンツへのアクセス: デフォルトでは、ユーザーは組織外のコンテンツにアクセスすることができます。組織外のコンテンツへのアクセスを無効にすることをお勧めします。
- 公開共有: デフォルトでは、公開リンクの共有は無効になっています。すべてのユーザーとリンクの共有ができるようにするオプションをオンに切り替えると、リンク共有を有効にすることができます。
- オープンセッション: デフォルトでは、オープンセッションは有効になっています。すべてのユーザーがFigJamファイルの編集と操作を24時間できるようにするオプションをオフに切り替えると、無効にすることができます。
- その他
- カーソルチャット: デフォルトでは、カーソルチャットは有効になっています。このオプションを無効にすると、組織内の全ファイルのカーソルチャットを有効にするオプションをオフに切り替えられます。
組織構造
管理上のニーズに合わせて、組織構造にはさまざまなオプションがあります。デフォルトでは、サイト全体の組織メンバーおよびチームは、組織管理者がすべて管理しています。組織管理者が学習サイトの管理制御を委任する場合は、ワークスペースを作成してください。ワークスペース構造内で指定されたワークスペース管理者が、そのグループ内のチームとユーザーを管理制御できます。
以下は、ハイブリッド構造を採用している組織の一例です。1つの学校サイトがワークスペースを利用し、それ以外はデフォルトのチームオーナーシップ構造を遵守しています。
ワークスペース
ワークスペースはFigmaのエンタープライズプラン向けオプション機能です。ワークスペースでは管理者が指定されたグループにユーザーを分類し、それらのグループの管理を他のユーザーに委任することができます。ワークスペース構造内では、指定されたワークスペース管理者がそのグループ内のチームとユーザーを管理制御できます。
管理者は、[ワークスペース]タブから新しいワークスペースを作成し、特定のワークスペースに所属するチームと各メンバーを確認できます。[その他のオプション]メニューでは、ワークスペースのオーナーシップを編集できます。
[ワークスペース]タブで、ワークスペース選択機能を表示を切り替えることで管理者は、ユーザーがワークスペース選択機能を切り替えて初めてFigmaにサインインする際にワークスペースを自分で選択するように強制できます。このオプションが有効になっていない場合、管理者は手動でチームとメンバーをワークスペースに割り当てる必要があります。
複数の学校サイトがある大規模な学区では、一般的に管理者がワークスペースを作成し、それぞれの学校にサイトレベルの管理者を割り当てます。学生や職員は、初めてアクセスしたときに適切なワークスペースを自分で選択します。
チーム
チームの設定
チームは1つの教室として考えることができます。FigmaとFigJamのコラボレーション型プロジェクトや、学生と教師の両者が使用するファイルを整理するための場所です。組織でチームを設定するにあたり、管理者は2つの異なるアプローチをすることができます。
オプション1: 管理者によるチームの作成
管理者が作成済みのチームをさらに制御したい場合は、すべてのチームを作成して教師を追加した後、教師にオーナーシップを再割り当てできます。このアプローチのメリットは、管理者がさらに一貫性(例:ネーミング構造)を適用して、新たなチーム作成を簡単に監視できることです。
- 左側のパネルで組織アカウント名(例: Niino Elementary School)をクリックしてください。組織アカウントの概要が表示されます。
- 右上隅にある[チームを新規作成]ボタンをクリックします。
- 既存のクラスセクション名を追加し、[組織内でのアクセス権]で[限定]を選択します。[チームを作成]をクリックします。
- チームを作成したら、左側のパネルで[チーム]をクリックします。
- [+メンバーを招待]をクリックして、チームのオーナーにする教師を追加してください。メール経由で教師を追加し、「管理者」のアクセス権に設定します。
- 教師がチームに参加したら、チームのオーナーシップを委任できます。[チーム]を開いて、[メンバー]タブを選択します。
- チームの権限の横にある矢印をクリックして、オプションから[オーナー]を選択します。
- Figmaにり、移行の確認が求められます。
- 教師に委任する作成済みのチームが複数あれば、作業を繰り返します。
オプション2: 教師によるチームの作成
管理者がチーム作成プロセスに関与しない場合は、教師に自分のチームを作成してもらうこともできます。教師は限定のFigmaチーム(または、セットアップ方法に応じて、各クラスに1つずつ)をセットアップしなければなりません。
- 左側のパネルで組織アカウント名(例:Niino Elementary School)をクリックしてください。組織アカウントの概要が表示されます。
- 右上隅にある[チームを新規作成]ボタンをクリックします。
既存のクラスセクション名を追加し、[組織内でのアクセス権]で[限定]を選択します。 - [チームを作成]をクリックします。
- チームを作成したら、左側のパネルで[チーム]をクリックします。
- [+メンバーを招待]をクリックして、チームに学生を追加してください。メール経由で学生を追加します。「編集可」のアクセス権に設定します。
チームに関する注意点
- 学生が自分のチームを作成することは推奨しません。ただし、管理者は組織内でどのチームが、どのユーザーによって作成されているかを追跡することができます。
- 教師が学生と一緒にグループプロジェクトを行う場合は、チーム内の「プロジェクト」を使用して、そのプロジェクトに学生を参加させます。プロジェクトごとにチームを作る必要はありません。
- 学生は「シークレットチーム」を作成することが可能で、そのコンテンツには教師や管理者はアクセスできません。現時点では、管理者はこのようなチームを削除できませんが、組織内のチームを作成したユーザーを確認し、思いとどまらせたり、警告したりできます。学生はそれよりも、ドラフトを個人的な作業に、クラス内で作成されたチームをクラスメートや教師とのコラボレーションのために使用すべきです。
チームとは、教師や管理者が、学生のグループや「クラス」をFigmaに作成するためのものです。チームでは、共有ファイルへのアクセスやコラボレーションアクティビティーをより合理的に行うことができます。
管理者は、[チーム]タブから、新規チームの作成、オーナー、プロジェクトおよびメンバー数の確認、組織アクセスやワークスペースメンバーシップの再割り当てを行うことができます。[その他のオプション]メニューでは、管理者は特定の詳細の表示や、チームのオーナーシップの再割り当てを行うことができます。
それぞれの教師がクラスごとに限定チームをセットアップし、メール経由で学生をチームに招待することをお勧めします。
メンバー
[メンバー]タブでは、組織のすべてのメンバー、最新のアクティビティー発生日、役割、およびメンバーが割り当てられているワークスペースが表示されます。
[メンバー]タブから、管理者は各メンバーを選択して役割のアップグレードや変更を行うことができます。その他のオプションメニューで、管理者は特定のメンバーのアクティビティーに関するインサイトを入手できます。
組織についてもっと知るための関連項目